2013年07月24日

夏バテ

本日、俳句が毎日新聞に載りました。
ありがとうございます。

絶頂期 短かかったと 蛍狩り

数日前、2時間ほど
炎天下の中、菜園の草抜きを
していて、熱中症なのか気分
が悪くなり、体調が悪い状態が
続いてました。

体調が悪いと、本や映画を見て
も楽しくないし、仕事の集中力も
なくなります。

ビール酵母を多めに採って
徐々に元気になってきましたが
この時期は無理をしない方が
いいみたいですね。

ではまた。








  


Posted by しんちゃん at 13:31Comments(2)俳句

2013年07月15日

海の日

俳句に

海の日の一つの墓に詣でけり
         (山本蛍村)

明治9年に明治天皇が東北ご巡幸
の帰途、明治丸に搭乗されて横浜
へ帰られた日を記念してもうけられ
たそうです。

現在の日本の海は
某大国とK国によって領海を脅かさ
れています。
特に、沖縄から台湾を結ぶライン
某大国から見れば、太平洋に出てい
くには、大きな壁みたいなもので、
この堤防の一画である尖閣を崩した
いみたいです。

日本は、兵器が使えないので
水の放水や船の囲い込みなどで防戦
していますが、どこまで持ち応えれる
か心配です。

外交など政治的な努力はしてもらって
戦争だけは回避してほしいものです。

一句

海開き 照る照る坊主の無表情

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 14:28Comments(0)俳句

2013年07月11日

烏瓜の花


昨日、毎日新聞に俳句が載りました。
ありがとうございます。

結界を乗り越え からすうりの花

烏瓜の花は、夏の夜に咲きます。
町の中で見つけるのは難しいが
秋に、橙色の5センチぐらいの実
が出来るので、その場所を憶えて
おくと見つけやすいです。

僕の近くでは、山電伊保駅の北西
とJR曽根駅の南東あたりで何回か
見たことがあります。

結界とは
この世とあの世の境界みたいな
意味ですが、高砂の竜山石も結界
の石と呼ばれていて、昔は、石棺や
墓石や灯篭などに使われていまし
た。
播州の古い民家の敷き石などにも
よく見られますが、災厄など入って
くるのを防ぐ意味もあったみたいです。

烏瓜の花は、美しくしいですが幽玄
な雰囲気があり、すこし恐い花でも
あります。

俳句に

烏瓜の花の不思議の濁世(じょくせ)かな
            (寺井谷子)

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 14:17Comments(0)俳句

2013年07月09日

入道雲


本日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は「入道雲」でした。
ありがとうございます。

入道雲 好かんあいつの顔になり

今の時期、山の方からむくむくと雲が
カリフラワーのようにもり上がって
きます。
孫のひなちゃんに、何に見えると聞い
たら、象さんに見えると可愛い声で
言っていました。

大阪では、入道雲のことを丹波太郎と
呼ぶそうです。
このへんで呼ぶとしたら播州太郎かな。

なんなのか
夢に出てくるのは、過去に痛い目に合っ
た、好かん奴が出てきますね。

好かん奴といえば
僕の知り合いの22歳の好青年
職場を10回も辞めています。
何でやと聞くと「仕事が代わるたびに
好かん奴が現われる」と。

僕も弱い性格ながら
いやな上司や、いやな事があったら
「もう辞めてやる」と思いながら仕事
を30数年続けてきました。

その青年には
忍耐と継続する事が大事やと何回も
言ったが、本人の問題と思い冷たく
突き放しました。

がんばって欲しいものです。

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:24Comments(0)俳句

2013年07月07日

七夕

俳句に

うれしさや七夕竹の中を行く
         (正岡子規)

七夕の子の前髪切りそろふ
         (大野林火)

俳句の歳時記では「七夕」は
秋の季語です。

昔は、竹の5色の短冊に歌など
書いていたが、現在では願いを
書くようになったと。

今のビジネス書や人生論は
願望は強く願うとかなうとか
書いていますが。

実際には、あまり強く成功や
結婚や合格を望むと、逆にそれ
にしばられて実現が遠のいて
いくようです。

それよりも、今勉強するとか
人の役に立とうとか考えて
今を頑張るほうがいいように
思います。

まあ七夕の願いは、心の隅
に置いておいて、祭りを楽しみ
ましょう。

川柳に

願い事あって笹の葉おもくなる
          (中岡清美さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:09Comments(0)俳句

2013年07月04日

打ち水


俳句に

打水の水の飛び込む大芭蕉
         (松本たかし)

水打つて風鈴いまだ鳴らぬなり
         (高浜虚子)

打ち水は、夏の季語です。

この頃の雨
この暑い季節にとっては
自然の打ち水ですね。
エアコンも3日ほどいらないくらい
家の中は快適に暮らせるし
家庭菜園の土にも、たっぷり水が
浸み込んでいます。
ありがたいことです。

また家の前にある
マナーの悪いおっちゃんの
犬の糞も流れていきました。
犬は悪くないのになあ。

昔は、露地や商店の店先で
夕方に打ち水をしていました。
人も草木もほっとする
夏の風物詩です。

一首

暑い夏 打ち水がわり ボサノバを

部屋に流して ぼんやりしてる

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:35Comments(2)俳句

2013年06月30日

俳句に

へそが汗ためてゐる
        (種田山頭火)

妻の汗見てわが汗を拭いけり
         (日野草城)

歳時記では「汗」は夏の季語です。

先日、ゆるキャラが熱中症の防止の
キャンペーンをしていましたが
あんたらの方が心配やと突っ込みを
入れてしまいました。
中はどれだけ汗をかき、臭いんだろう
と思いました。

家の中では、お父さん汗で臭いから
あっち行ってとよく言われます。
自分でも、枕を嗅ぐと臭いので、これ
が加齢臭かと思います。

人口透析をしている人に聞くと
夏でも汗をかかないそうです。
汗をかくのは、代謝がうまくいく
健康のバロメーターとも言えます。

川柳に

コーチとはテニス以外で汗をかく
          (お鶴さん)

いっぱい汗をかいて
おいしいビールを飲みましょう!

ではまた。


  


Posted by しんちゃん at 18:02Comments(0)俳句

2013年06月28日

俳句に

すばらしい乳房だ 蚊が居る
         (尾崎放哉)

蚊の声す 忍冬(にんどう)の花の散るたびに
         (蕪 村)

今日は、菜園のじゃがいも掘りに
孫のひなちゃんを連れていきました。

小さい子供は土いじりが好きなので
1個掘り出すたびに声をあげて喜ん
でいました。

しばらくすると、藪蚊の連中が襲って
きました。
僕は鈍感なので噛まれてもかゆくは
なりませんが、妻や孫は腫れてかゆ
くなるみたいです。

隣の菜園のおじいちゃんは
蚊取線香を腰に吊っていました。
これが一番の対策法かな。

僕の生まれた時代は
蚊帳(かや)というものがあり
蚊帳の中は秘密基地か別世界で
不思議な空間でした。

川柳に

フラメンコ たまたま通る蚊を叩く
         (うかいさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:56Comments(0)俳句

2013年06月26日

アジサイ


俳句に

紫陽花やはなだにかはるきのうけふ
         (正岡子規)

紫陽花に雨きらきらと蠅とべり
         (飯田蛇笏)

雨の中、鮮やかですね。
あじさいは、あず(集まる)さい(藍色)
から生まれた語という。

今日の毎日新聞に
シーボルトは「日本植物誌」に14種の
アジサイを収録し、日本から送った
品種が欧州で育てられた。

うち1種を「オタクサ」と命名したのは
愛人のお滝さんにちなんだといわれ
ている。

シーボルトは、日本の花も女性も愛し
たんですね。

一句

紫陽花や 無言の妻が振り向いて

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 17:08Comments(0)俳句

2013年06月23日

ナス


俳句に

亡き人の数ほど茄子の花咲きて
         (山口いさを)

右の手に鋏 左に茄子三つ
         (今井つる女)

2日ほどあけて菜園を見に行くと
10センチぐらいのナスが5個ほど
出来ていました。
キュウリは少なかったが、ナスは
雨が好きみたいで成長が早かっ
たみたいです。

「一富士二鷹三茄子(なすび)」

初夢に見る縁起がいいものの
順ですが、富士山も美しいですが
採れたてのナスも黒光りして美し
いものです。

ナスはまた
熱を冷ますと言って食べると
口内炎にも効くそうです。
その他
尿の出を良くしたり、のどの痛みや
痔の出血にも効くそうです。

酒にも合うし、からだにもいいので
たくさん食べましょう。

一句

口内炎 舌でなぞらえ 苦笑い

ではまた。 

  


Posted by しんちゃん at 17:23Comments(0)俳句

2013年06月18日

夏の川


俳句に

海になるため急げり夏の川
          (鈴木六林男)

夏川を電車はためき越ゆるなり
          (石田波郷)

夏に、子どもたちが小さい頃に
千種川の上流で遊んだものです。

山に降った雨が土に浸み込み
その水が川に流れ長い旅の後
海にたどりつきます。
また海の水が蒸発し雲となり
山に再び降り注ぎます。
大昔から続く大いなる循環です。

某大国の有名な川は画像で見ま
したが、工場の排水や下水の垂れ
流しで、もはや死んだ川です。
その川の水が太平洋に将来流れ
るということは、太平洋も死んだ海
になる恐れがあります。

某国も変な領土拡大やプライドを
捨てて日本の優れた環境技術を
取り入れないと、人間の住む所が
なくなるかもしれません。

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 18:45Comments(0)俳句

2013年06月16日

植田


俳句に

はじめての月を迎える植田かな
         (本宮哲郎)

子らと跳ね植田の伸びの一週間
         (原 裕)

植ゑて去る田に黒雲べつたりと
         (西東三鬼)

歳時記に植田(うえた)とは
田植が終わったばかりの田。
苗は1、2日で根づくと。

昔の人は、苗を一本一本手で
植えたんですね。
自然や命に対する敬虔な気持ち
が表れています。

毎日のお米のご飯が私たちを
元気にします。
ありがとうございます。

一句

宝殿の切り石映す 植田かな

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 18:10Comments(0)俳句

2013年06月13日

ラムネ


俳句に

ラブシーンでハッピーエンド ラムネ抜く
            (中村苑子)

あおぞらや いまも不思議なラムネ壜(びん)
            (坂本宮尾)

一生の楽しきころのソーダ水
         (富安風生)

ラムネは歳時記では夏の季語です。

僕の生まれた昭和30年代は
飲み物といえば、ラムネや粉ジュースで
した。
コーラや瓶ジュースはぜいたくな飲み物
でした。

ラムネを店で飲んで、瓶は返却しないで
持って返って割って中のビー玉をいただ
いたものです。

大人になり夏の昼間の暑いときはビール
を飲むようになりましたが
車に乗る時は我慢してサイダーやコーラ
などの炭酸水をかわりに飲んでいます。

一句

口もとに プチプチ当たる 泡が好き

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:15Comments(2)俳句

2013年06月02日

スイカ


俳句に

物の本 西瓜の汁をこぼしたる
         (高浜虚子)

西瓜切るや家に水気と色あふれ
         (西東三鬼)

西瓜抱き産まざる乳房潰すなよ
         (鷹羽狩行)

西瓜は俳句の歳時記の季語では
初秋でしたが、最近の日本の
温暖化で夏の季語にかわった
みたいです。

うちの菜園では、苗を2株植えて
いますが、葉っぱがどんどん広が
っています。

まあ出来ても、おいしいのは五個に
一個ぐらいで、お盆のお供え用です。

スイカの効用は
腎臓の働きを良くして、むくみを予防
して、代謝などをよくしダイエットの
効果もあるらしいです。
からだを冷やすので熱中症対策にも
なります。

一句

ゴミ出しの前日食べるスイカかな

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 18:09Comments(0)俳句

2013年05月28日

キュウリ


俳句に

胡瓜きざめば憂きことのなきごとし
         (片山由美子)

荷のなかの茄子胡瓜濡れ門前町
         (桂 信子)

うちの家庭菜園で
初物のキュウリが採れました。

だいぶ前
万博のパビリオンに並ぶ中国の
人が手にキュウリを持っていまし
た。記者が尋ねると、水分補給と
言っていました。

僕も去年に真似をして
菜園で採れたキュウリを食べま
したが、おいしかったが一本は
食べれませんでした。

キュウリの効用は
利尿作用があり、体内の熱を
冷ますそうです。
女性のむくみも解消されます。

一句

何事もアホになれよと胡瓜食ふ

ではまた。

  


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2013年04月16日

雲雀(ひばり)


俳句に

一羽いて雲雀の空になつている
          (坪内稔典)

くさめして見失うたる雲雀かな
          (也 有)

妻の留守ながしと思ふ夕ひばり
          (日野草城)

この時期
加古川の河川敷を歩いていると
青空の高い所にひばりが鳴いて
飛んでいるのが見れます。

ひばりの語源は
晴れた日に飛ぶので
「日晴れ」がひばりになったと。

けっこう人を恐れないので
1メートルぐらい近くにいること
もあります。

敵が巣に近づくと
親鳥は、怪我をしたフリをする
偽傷を行って敵の注意をそらす
と言います。

ひばりは、子孫を残す為に
必死に生きていますね。

一句

青空の真ん中にいて揚雲雀

ではまた。  


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2013年04月11日

チューリップ


俳句に

チューリップ影もつくらず開きけり
          (長谷川かな女)

空にむき雨受けてをりチューリップ
          (高木晴子)

チューリップ喜びだけを持つてゐる
          (細見綾子)

オランダでは、17世紀に
チューリップ・バブルと言って
オスマン帝国から輸入された
チューリップの球根に人気が
集中し異常な高値がついた
という、その後暴落した。
世界最初のバブルと言われて
いる。

まあ、そんな話より
今の満開を楽しみましょう!

川柳に

チューリップ 空に向かってチューしてる
          (山上秋恵さん)

ではまた。  


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2013年04月05日

タンポポ


俳句に

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
           (坪内稔典)

たんぽぽや日はいつまでも大空に
           (中村汀女)

蒲公英のかたさや海の日も一輪
           (中村草田男)

たんぽぽは、鼓草(つつみぐさ)とも
言うらしい。
地上にはえた形が鼓面に似ている
からで、その鼓の音を連想して
子どもがタンポポとかテテポポと
言い出したと。

タンポポには、カンサイタンポポと
明治時代に食用として帰化した
セイヨウタンポポはよく知られて
いるが、アカミタンポポという
ヨーロッパから帰化した種類も
あると言います。

まあ可愛い花であるが
家庭菜園に咲いてる時は雑草と
して抜こうとするが根が深くて
途中で切れてしまう
やっかいな奴でもあります。

川柳に

タンポポにまたなれるかは風が決め
           (佐野宵宵さん)

タンポポをよけて歩いて犬のフン
           (竹とんぼさん)

妹はたんぽぽ兄は荷物持ち
           (幸吉悠真士さん)

ではまた。  


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2013年03月21日

蓮華草


先日、ニュースで園児が蓮華草の
種を蒔いていました。

手にとるなやはり野に置け蓮華草

播磨ゆかりの俳人瓢水の俳句です。
瓢水が友人に
遊女身請けをたしなめた句だそうです。

地上部は、家畜の飼料やはちみつの
蜜に、根は根粒バクテリアが窒素を
取り込むことから肥料として田に
鋤き込んでいたそうです。

「やはり野に置け蓮華草」は
今ではことわざになっていて
そのものの環境に置くのが
一番いいというたとえです。

僕も一句

孫娘 パパにあげると蓮華草

おじいちゃんと違うのか!

ではまた。  


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2013年03月20日

老人力


今日の新聞に
俳人の永田耕衣の記事が
出ていました。

永田耕衣は
三菱製紙高砂工場に勤め
機械に指をはさまれ、3本の
指が不自由になりましたが
部長という要職にまで出世
しました。

戦中、戦後に
仕事だけでなく、俳句の会を
作ったり、社内の青年学校の
教師をしたりしました。

城山三郎の「部長の大晩年」には
永田耕衣の、退職後の見事な
老人力を描いています。

枯れてからどうするか
生き方のヒントがあります。

多くの俳句が残されています。
耕衣の俳句は難解ですが
深く、心に沁みます。

(辞世の句)

枯草の大孤独居子(だいこどくこじ)ここにいる

(春の句)

少年や六十年後の春の如し

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:49Comments(0)俳句