2009年03月30日

春炬燵(はるごたつ)

「物おもふ人のみ春の炬燵かな」
                (大 魯)

俳句では、春炬燵は春の季語です。
まだまだ寒いので、炬燵をかたづけるのは先になるみたいです。
子供の頃は、炬燵には2人以上座って遊んでいた記憶がありますが
今では、ひとりぽつんと座っていることが多いです。
炬燵は、膝だけ浅く入れるだけのものとして残しておきたいですね。

一句

「言葉尻いやみ気になる春炬燵」


「さまざまなこと思い出す桜かな」
                (松尾芭蕉)

早咲きの桜は咲いているようですが、
まだまだ、この寒さで遅れているようですね。
誰にも、桜にはさまざまな思い出があることでしょう。
今年は、どこで誰と満開の桜が見れるでしょうか!  


Posted by しんちゃん at 14:07Comments(0)俳句

2009年03月24日

草の芽

先日、ひさしぶりに俳句が、サンデー毎日に載りました。
兼題は春の季語で「草の芽」でした。
ありがとうございました。

「草の芽やままならぬ世にしゃがみこむ」

現在の日本は、不況や失業問題など閉塞感があり
努力をしても、なかなか結果が出なく悩んでいる人が多いようです。
草の芽は、夏になれば発芽し、花が咲きます。
苦しい時期も、それを肥料にしていく気持が大事です。

万能川柳に、こんな句が

「生きているこのささやかですごいこと」
                    (極楽たぬきさん)

生きることは大変ですが
がんばりましょう!  


Posted by しんちゃん at 15:22Comments(0)

2009年03月20日

テレビ

昨日、神戸新聞に川柳が載りました。
ありがとうございました。

「デジタルにしたが内容変わらない」

僕が生まれた昭和30年代は、テレビは白黒でした。
数年後、初めてカラーテレビを見たのは、親戚の家でした。
番組は、NHKの「ひょっこりひょうたん島」で
カラーだが、輪郭から色は、ずれていました。
その後、カラーテレビが、家に来た時はうれしいものでした。

数ヶ月前、我家もデジタルにしましたが
先日、アナログテレビの下取りに助成金が出るとか
もう少し待てばよかった、残念。

万能川柳に、こんな句が

「うわアホがうつりそうやわテレビ切ろ」
               (上野和子さん)

この頃、タレントがお茶を濁している番組が多いです。
たまに、黒澤明の映画を白黒で見ますが
脚本がいいのか、画面に引き込まれます。
内容がいい番組が増えてほしいですね!  


Posted by しんちゃん at 06:54Comments(0)川柳

2009年03月15日

「てふてふ(ちょうちょう)ひらひらいらかをこえた」
                     (種田山頭火)

俳句では、蝶は春の季語です。
無季自由律俳句で知られる山頭火ですが。
寒い冬の旅を越え、山頭火は甍の向こうの風景に
蝶のように、夢が飛んでいったのでしょうか。

万能川柳に、こんな句が

「壮烈な最期を路で見せる虫」
             (目黒豊光さん)

昨日、播但道を走っていると
鹿の死体が道の真ん中に横たわっていました。
壮烈な最期でした。

一句

「感情が揺れてるように紋白蝶」

春の山の森が、芽吹いてきましたね!  


Posted by しんちゃん at 09:44Comments(0)俳句

2009年03月10日

親子

公園などで、遊んでる親子を見ると
僕もよく子供と遊んでいたなと
なつかしくなることがあります。

「風船の足らぬ子の息(いき)父が足し」
                     (渡辺博)

俳句では、「風船」は春の季語です。
親子の何気ない情景が目に浮かびます。
親子の情愛がひしひしと感じられ
読後には、穏やかな気持になります。

万能川柳に、こんな句が

「息止めて父の素潜り見てた夏」
                  (水原節子さん)

僕もよく父親に、的形の海水浴に連れていってもらいました。
父親と、いっしょに泳いだのは、いい思い出です。

「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」
                     (与謝蕪村)

今日は、春の海でも見にいくか!
  


Posted by しんちゃん at 13:01Comments(0)俳句

2009年03月09日

同期会

先日、神戸新聞に川柳が載りました。
ありがとうございました。

「同期会そろそろ男が欠けてきた」

2日前、大学のラグビー部の同期会がありました。
幸いに、みんな元気に生きていました。
時間を忘れ、会話は盛り上がり
ひさしぶりに、いい酒を飲み交わしました。
次回の再会が楽しみです。

万能川柳に、こんな句が

「出られるのを幸せと知る同期会」
               (愚だくさんさん)

何年も会っていなくても
会えば、すぐ打ち解ける友人は、いいものですね!


  


Posted by しんちゃん at 16:59Comments(0)川柳

2009年03月05日

ツバメ

先日、神戸新聞に川柳が載りました。
課題は、「ツバメ」でした。
ありがとうございました。

「大吉の軒(のき)借りますとツバメの巣」

焼き鳥屋の軒に、ツバメの巣は見たことはありませんが
あったら面白いかなと思い作りました。

「今来たと顔を並べるつばめかな」
                 (一茶)

俳句では、つばめは春の季語です。
つばくろ、つばくらめなどの異称があります。
昔の人は、秋になるとつばめがいなくなるので
海に行ってはまぐりに変身するとか
田んぼで、低く飛ぶと雨が近いとか
つばめに親しみを持っていたようです。

一句

「一番に春の日本に来る燕」

そろそろ一番の燕が、日本に向かっているのでしょうか!  


Posted by しんちゃん at 11:55Comments(0)川柳