2007年06月21日

長持形石棺(6)

播磨町で10月13日に兵庫県立考古博物館が開館します。
高砂で、先月プレイベントに披露された竜山石の
家形石棺のレプリカも展示されます。

写真は、家形石棺より前に作られた
古墳時代の竜山石の長持形石棺です。
1912年に、藤井寺市の津堂城山古墳から堀り出されました。
あまりの大きさに、新聞にも掲載されました。

残念なことに、仁徳天皇稜の石棺と同じように
宮内庁の管轄になり埋め戻されました。
実物を一回見たいものです。

考古博物館は、いろいろ楽しみですね!

  


Posted by しんちゃん at 21:57Comments(0)長持形石棺

2007年06月02日

長持形石棺(5)

トップの「播磨国風土記」のデザインとコピー
なかなか面白くて、可愛いですね!

「播磨国風土記」には
神功皇后が九州出征の帰途に
九州の石工集団を、ここ高砂の伊保山に連れてきて
竜山石の石棺作りが始まったと記載されています。

「播磨国風土記」を覗くと、いろいろな発見があります。

姫路市の壇場山古墳は、針間国造の勢力によって
古墳時代中期に作られたと言います。

写真は、壇場山古墳の後円部にある
竜山石の長持形石棺です。

  


Posted by しんちゃん at 10:33Comments(0)長持形石棺

2007年05月14日

長持形石棺(4)

姫路市御国町の山の越古墳(方墳)にある
竜山石の長持形石棺です。
竜山石の長持形石棺は畿内の巨大古墳の大王に採用されたが
こちらは地域の首長の棺だと言われています。

長持形石棺は古墳時代中期(5世紀)に現れ
後期には家形石棺が現れます
この山の越の石棺は小型ですが
蓋も身も揃っているのは国内では数例で
大変に珍しい石棺です。

  


Posted by しんちゃん at 18:46Comments(2)長持形石棺

2007年04月29日

長持形石棺(3)

今日、堺市博物館に行きました。
竜山石の長持形石棺のレプリカが展示されていました。
撮影禁止ですが、撮らせてもらいました。
堺市さま、ごめんなさい。

石棺は、加古川から瀬戸内海を渡って
この堺の仁徳天皇稜に持ち込まれました。
この古墳は、1日2千人で10数年かかって
作られたと言います。

後で、天皇稜を一周しましたが
古代人のすごいパワーを感じました。

阪和線を利用しましたが
大阪のおばちゃんも観察しました。

「大阪の おばちゃんパワー すごいなあ」

  


Posted by しんちゃん at 20:38Comments(2)長持形石棺

2007年03月14日

長持形石棺(2)

写真は、加西市玉野町山伏峠の石棺仏です。
高室石製の長持形石棺の蓋で作られています。
近くに玉丘古墳など古墳群があり、そこから持ってきたのでしょう。
隣りには、大型の家形石棺の蓋で作られた石棺仏もありました。

後姿は、「オバケのQ太郎」みたいで愛嬌のある形です。
長持形石棺では小型で、姫路の山の越古墳にある石棺とよく似ており
同じ石工集団が製作したと推測されます。

  


Posted by しんちゃん at 21:42Comments(2)長持形石棺

2007年02月21日

長持形石棺

大阪の百舌鳥古墳群が、世界遺産に登録したニュースがありました。
日本一の仁徳天皇稜も、そのひとつです。
その天皇稜には、地元に有名な二上山の石があるのに
高砂の竜山石の長持形石棺が採用されています。
その当時の権力者が、播磨と強いつながりがあったと推測されます。

本物の長持形石棺は、播磨で見られます。
姫路の御着駅の北側の
檀場山古墳と山の越古墳です。
山の越の方は、風雨で土が取れ
側面が見えてきました。

  


Posted by しんちゃん at 19:58Comments(3)長持形石棺