2008年12月30日

アン・リー

先日、ビデオ屋で
「ラスト、コーション」を借りました。

監督は、アジアを代表するアン・リーです。
彼の代表作は、「恋人たちの食卓」「ウエディング・バケット」「ハルク」など
多才で異色でもあります。
人種問題、同性愛、人間関係など深い洞察力にも満ちています。

「ラスト、コーション」の時代は日本侵略化の上海、香港です。
ある大学の演劇部の若者が、親日派の特務隊のリーダーの
暗殺を計画することが主な内容です。
リーダーに、香港のトニー・レオンが演じています。
冷徹とやさしさの両面を秘めた渋い演技をしています。
アン・リーの次回作が楽しみです。

他の作品のおすすめは
「ヒトラーの贋札」です。

ちょっと前に正月だったのに、もう大晦日です。
歳がいくと、時の流れの早いこと。

万能川柳に、こんな句が

「年越しのそばそれぞれにカップめん」
                   (宮崎京子さん)

有名な俳句

「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」
                   (高浜虚子)

   来年も、いい年でありますように!


  


Posted by しんちゃん at 08:47Comments(0)映画

2008年12月25日

「千年語録」

図書館で「千年語録」という本を借りました。
雑誌「サライ」に連載されている、サライ・インタビューからの
次代に伝えたい珠玉の名言集です。

結構ノーテンキに生きている僕ですが、
気にかかる言葉がありました。

木挽き職の林以一さんは
木も、育った条件がよすぎると案外つまらないんです。
ほかの木との競争や気候条件の中で揉まれ、
勝ち残ったやんちゃな木が面白い。
ところが、あまり環境が厳しいと、
今度はいじけちゃってだめなんです。

森林学者の高橋延清さんは
何だって奥が深い。
だから、明日は明日で、
面白いことを発見するかもしれない。
そう考えるとワクワクして、毎日が楽しいんだ。
好奇心あるかぎり、年をとることも、
悪いもんでないんだよ。

作家の諸井薫さんは
会社は、理不尽に満ち満ちた世の中で
生きるための免疫を強くしてくれる
鍛錬の場とさえいえる。
その理不尽に耐え忍びながら秘そかに実力をつけた時
ようやく一人前になるわけですね。

「千年語録」には
戦前・戦中・戦後という希有な時代を生き抜いた
人生の先輩の言葉には、
体験を通してしか語りえない、
よりよく生きる知恵が詰まっています。

今年も、あと少しですが、頑張りましょう!
  


Posted by しんちゃん at 15:17Comments(0)

2008年12月24日

サンタさん

今日は、豊岡方面に
クリスマスケーキを配送しました。
高い山の頂上には、雪がかぶっていました。
昨日の夜は、センターに大量のケーキが集まり
検品や仕分けや梱包で大変だったみたいです。
ご苦労さまでした。

サンタさんといえば
僕は、中学生ぐらいまで信じていました。
中学になっても、朝起きると枕元をのぞきました。
北欧の昔のサンタは追いはぎみたいに
恐い顔をしていたそうです。
そんなのと対面したらビックリしますね。

万能川柳に、こんな句が

「弟に本当のサンタ言わぬ兄」
                 (茶柱さん)

「知っていてサンタに何も頼まぬ子」
                 (日比谷始さん)

僕も一句

「靴下に希望を入れてサンタさん」

  皆様、楽しいクリスマスを!









  


Posted by しんちゃん at 17:01Comments(0)川柳

2008年12月20日

「宝クジ」

数年ぶりに、昨日宝クジを買いました。
たった10枚だけど
10日ぐらい夢をみようかな。

万能川柳に、こんな句が

「当たったら買わなくてすむ宝クジ」
                 (捕手ゴロさん)

「家計簿に寄付金と書く宝クジ」
                 (佐久間千さん)

「3億円他人が当たる宝クジ」
                 (半田良樹)

当たったら困るなとか、会社辞めよとか、
海外旅行しようとか、愛人作ろとか
人それぞれ、いろいろ考えているでしょう。

「当たったら隠しておこう宝くじ」

やっぱり、金より健康かな!  


Posted by しんちゃん at 08:56Comments(2)川柳

2008年12月19日

「山」

今日は、和田山に配送に行きました。
生野とか朝来などを走るのですが
季節により「山」の表情が変わってきました。
ちょっと前まで、紅葉が美しかったのに。

俳句の季語で「山」の表現は
夏の「山滴る」、秋の「山粧(よそお)う」
冬の「山眠る」、春の「山笑う」
というそうです。
作った人の観察力には驚きます。

「滅びたる猪の色山眠る」
              (矢島渚男)

僕も一句

「夜明け前トラックの前山眠る」

2日前
大学のラグビー部の同級生から連絡があり
後輩のカンペイ(愛称)が亡くなったと
数年前、忘年会の幹事で元気にしていたのに。
非常に残念です。

20数年前、カンペイとはOB戦で現役と試合しました。
その頃は、僕も元気でガンガン走っていました。
その試合では、フォワードがモールを組んで押し
カンペイがトライしました。
僕が「ナイストライ」と言うと
カンペイは、「みんなが押してくれたからや、ありがとう」と言いました。
本当の、ラグビー魂を持ったいい奴でした。

ご冥福を、お祈りします。

「ラガーマン 年がら年じゅう 傷だらけ」 




  


Posted by しんちゃん at 13:48Comments(0)俳句

2008年12月15日

神吉町

会社に行く途中に神吉町があります。
神吉の名前の由来を調べると
播磨風土記に「含芸(かむき)」とあります。
仁徳天皇の時代
家を建てる用地を探す旅をしていたところ
酒の瓶をつけた馬が、このあたりで瓶を落としたので
「瓶落(かめおち)」と名付けそれが「含芸」となったといいます。
地名には、けっこうダジャレ的なものが多いですね。

このあたりに、平荘湖があり
今の時期、いろいろな渡り鳥の鴨が入っています。
俳句では、鴨は冬の季語です。

「着水の鴨もしぶきも前のめり」
                (手塚美佐)

僕も一句

「ヒマなのかトビをからかう寒鴉(かんがらす)」

近くの池に鴨を見にいきましょう!


  


Posted by しんちゃん at 09:01Comments(0)地域

2008年12月14日

振り返る

今年は
金融危機、原油高、テロ、偽装工作などの事件がありました。
北京のオリンピックもあり
多くの川柳のネタになりました。

僕個人の今年のいちばんのできごとは
生まれてはじめて入院した事です。

新聞に載せてもらった
僕の川柳で今年を振り返ります。
神戸新聞さん、毎日新聞さん
ありがとうございました。

「欲望か愛か境目分らない」

「難しい姿勢だけでも見せておく」

「ホンマ俺カメラ写りが悪いなあ」

「何のためイラクにいるのアメリカ兵」

「税率を暫定首相が考える」

「国により命の価値が違うのか」

「一点差いやに長いなロスタイム」

「吉兆の畳いろいろ知っている」

「父の日は何日だろか子に聞いた」

「公平にスクール水着で泳いだら」

「病み上がり祭囃子がよく聞こえ」

「争いはオリンピックだけにして」

「管制塔俺の着陸指示してね」

「次期社長謝り方がうまい人」

「心技体心を落とす相撲界」

「国でなく国民が出す給付金」

来年もよろしくお願いします!  


Posted by しんちゃん at 14:18Comments(0)川柳

2008年12月10日

「フィクサー」

最近は、レンタルビデオ屋で
月に、10本程度DVDを借ります。

先日、「フィクサー」というビデオを借りました。
主演は、ジョージ・クルー二ーで
日本では、いまいち人気がないようですが、いい役者です。

内容は、薬品会社の汚職にかかわり
巻き込まれていく主人公が、苦闘する
社会派サスペンスです。

脇役に、名監督シドニー・ポラックが出ています。
あの名作「追憶」「愛と哀しみの果て」の監督で
渋い演技をしていました。

クルーニーは、
こういった、都会的でスタイリッシュな映画では
輝きが増します。

最近、観た映画では、
「潜水服は蝶の夢を見る」
「迷子の警察音楽隊」
がよかったです。

一句

「枯野から ジャン・ギャバンが むくと立つ」

   秋の夜長、いい映画を楽しみましょう!  


Posted by しんちゃん at 13:06Comments(0)映画

2008年12月09日

「霜」

昨日、赤穂方面を配送している時
田んぼや畑に霜が降りていました。
その光景は、清潔感があり美しいものでした。
「霜」は俳句では、冬の季語です。

高砂ゆかりの俳人永井耕衣の句に

「霜強し人をなつかしみては失敗す」

話はかわるが
先日、俳優のポール・ニューマンが亡くなりました。
僕は中学生の時、「スクリーン」が愛読書でした。
ニューマンやマックウイーンはあこがれの人でした。
彼の演じる役は多彩でしたが、勇気とユーモアが
世界中の人々を魅惑しました。
ありがとうございました。

「さわやかに ポール・ニューマン 風になる」

ご冥福をお祈りします。  


Posted by しんちゃん at 13:04Comments(0)俳句

2008年12月05日

「霧(きり)」

昨日は、豊岡の方面に配送に行きました。
高砂の空は晴れていたのに
加西から北は、午前中ずっと霧でした。

俳句では「霧」は秋の季語です。
「霞(かすみ)」というのは、春の季語らしいです。
霧と霞の違いは
近くにあるのが霧で、遠くにながめるのが霞だそうです。
昔の人は、季節に多くの名前をつけ楽しんでいました。

「街灯は夜霧に濡れるためにある」
                 (渡辺白泉)

「山いまも霞の中をさまよえる」
                 (長谷川櫂)
僕もこんな句を

「朝霧がやさしく車包んでく」

皆様、霧や雨の時、運転に注意しましょう!
                   


Posted by しんちゃん at 08:27Comments(0)俳句