2008年12月25日

◆「千年語録」

図書館で「千年語録」という本を借りました。
雑誌「サライ」に連載されている、サライ・インタビューからの
次代に伝えたい珠玉の名言集です。

結構ノーテンキに生きている僕ですが、
気にかかる言葉がありました。

木挽き職の林以一さんは
木も、育った条件がよすぎると案外つまらないんです。
ほかの木との競争や気候条件の中で揉まれ、
勝ち残ったやんちゃな木が面白い。
ところが、あまり環境が厳しいと、
今度はいじけちゃってだめなんです。

森林学者の高橋延清さんは
何だって奥が深い。
だから、明日は明日で、
面白いことを発見するかもしれない。
そう考えるとワクワクして、毎日が楽しいんだ。
好奇心あるかぎり、年をとることも、
悪いもんでないんだよ。

作家の諸井薫さんは
会社は、理不尽に満ち満ちた世の中で
生きるための免疫を強くしてくれる
鍛錬の場とさえいえる。
その理不尽に耐え忍びながら秘そかに実力をつけた時
ようやく一人前になるわけですね。

「千年語録」には
戦前・戦中・戦後という希有な時代を生き抜いた
人生の先輩の言葉には、
体験を通してしか語りえない、
よりよく生きる知恵が詰まっています。

今年も、あと少しですが、頑張りましょう!


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Posted by しんちゃん at 15:17│Comments(0)
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