2013年04月27日

石田比呂志

2年前に亡くなられた歌人です。

キャバレー支配人、水道工事人夫
旅館番頭など40数種の職をかえて
放蕩無頼な生活を送りながら
短歌を作り続けました。

石田比呂志の歌は
毒を含みながらもユーモアもあり
読書の心を動かしていきます。

読んでいると
居酒屋に行きたくなります。

代表歌

今日もまた来ておるわいと思いながら
酒飲む男の横に坐る

熱燗の酒くる待ちているあいだ
辛子蓮根の穴覗きおり

酒のみてひとりしがなく食うししゃも
尻から食われて痛いかししゃも


おつまみはそなたの乳首でよいなどと
言いてつまみぬひょいとばかりに

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 14:30Comments(0)短歌

2013年04月17日

道標


今日、短歌が神戸新聞に載りました。
ありがとうございます。

道標の 左高砂 右姫路

やや傾いて 雨に濡れけり


高砂の町を歩いていると
竜山石の道標(どうひょう)が街角に
よく立っています。

江戸時代に作られたといいますが
旅人にとっては、迷った時の
大切なみちしるべだったと思われ
ます。

宝殿駅の、南西にある道標は
ややというより、大変傾いています。
何百年も雨に濡れ、車に当てられて
角も欠けていますが
いい佇まいをしています。

福山雅治の道標(みちしるべ)は
いい歌ですね。

あなたの笑顔 それは道標

風に吹かれて 走っています

あなたがくれた この生命の道を


わたしは この手が好きです

ほら あなたによく似ている

わたしたちを育て旅立っていった

あなたの その手が好きです

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:49Comments(0)短歌

2013年03月29日

家族を歌う

昨日の新聞に
河野裕子短歌賞の
投稿歌の募集の記事が。

書店の短歌コーナーを覗くと
目に付く棚には、河野裕子さんの
関連書籍が必ず置いてあります。

河野裕子さんは、3年前にガンで
亡くなられました。
主人の永田和宏さんは学者であり
歌人で、ふたりの子供も歌人に
なっています。

家族の短歌だけでなく
激しい恋愛、闘病なども詠って
います。
エネルギッシュに昭和と平成を
駆け抜けた女性です。

代表歌に

しっかりと飯を食はせて陽にあてし
ふとんにくるみて寝かす仕合せ


さびしさよ息子が大人になることも
こんな青空の日にきつと出て行く


たとえば君 ガサッと落葉すくふやうに
私をさらつて行つてはくれぬか


ブラウスの中まで明るき初夏の陽に
けぶれるごときわが乳房あり


ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:34Comments(0)短歌

2013年02月24日

山崎方代

大正3年に山梨県に生まれた歌人です。
「漂泊の歌人」とか呼ばれ、山頭火とか
放哉に通じています。

死んでから人気が出てきて
歌風はペーソスとユーモアにあふれ、
親しみやすいです。

方代は戦争で左目を失い、
放浪の戦後を迎えます。

僕の親父も戦争で負傷しました。
戦争は、多くの人に翳を落としています。

代表歌に

・こんなところに釘が一本打たれていて
いじればほとりと落ちてしもうた

・こんなにも湯呑茶碗はあたたかく
しどろもどろに吾はおるなり

・うつし世の闇にむかっておおけなく
山崎方代と呼んでみにけり

・人生はまったくもって可笑しくて
眠っている間のしののめである

万能川柳に

「もめたって戦争だけはしないでね」
             (紅金魚さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:52Comments(0)短歌

2013年02月20日

喫茶店

本日、短歌が毎日新聞に載りました。
ありがとうございます。

「悪いのはすべて私という声に
聴き耳たてている喫茶店」

喫茶店には、週に3回ぐらい行くかな。
数年前に、家内といった喫茶店の後ろの
席の、カップルの声が聞こえてきました。
こちらの話は、一旦中断して詳しい内容
まで聞かせてもらいました。

喫茶店では
男女の別れ話、おばちゃんの芸能ネタ
会社員の上司の悪口、老人の政治ネタ
刑事の小声、女性の恋愛話、詐欺師の
儲け話など、いろいろ聞かせてもらい
ました。

僕の場合は、このように川柳や短歌の
ネタにしますから
僕のようなおっちゃんに注意してくだ
さい。

万能川柳に

「別れなどないわ出会いもないのにさ」
(でけそこないさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:22Comments(0)短歌

2013年02月18日

祭り

本日、神戸新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「病み上がり祭り囃子が終わっても
身体の奥でトトントトンと」

入院していた病室では、まわりの
街の音がよく聞こえました。
犬の声、園児の歓声、風や雨の音
電車の音など。

祭り囃子の太鼓の練習の音などは
心臓音と連動するのか、終っても
余韻として、いつまでも鳴っている
気がしました。

ひな祭りも近いですね。
僕の、三歳の孫はひなちゃんです。
元気にね!

万能川柳から

「流しびなくるりとこちら振り返り」
(水原節子さん)

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 09:39Comments(0)短歌

2013年02月08日

電話

昨年、神戸新聞に載った短歌です。
ありがとうございます。

「電話口心が動く音がする
別れがそうは遠くはないなと」

電話が、家に来たのは昭和40年ぐらいで
した。
長いあいだ、ダイヤル式固定黒電話でした。

会社に入った時に、プッシュホンにかわり
その後、ポケベルを持たされました。

会社で、パソコンが導入され、ケータイも
持たされました。
初期の頃のパソコンは、アップロードやなんか
ややこしい事をいうので、違和感を感じてました。

今持っている、スマートフォンは、パソコンが
ついたケータイみたいで便利ですね。
この次は、どんな物が出てくるんでしょうか。

一句

「ケータイと電話の会話やや違う」

ではまた。




  


Posted by しんちゃん at 11:18Comments(0)短歌

2013年02月04日

伊保駅

山陽電車の伊保駅は最寄りの駅でよく
利用しています。
開業は、大正12年ということです。

駅前は、かなり廃れていますが
肉の「旭屋」や寿司屋なのにかつめしの
「一平」が有名です。

名勝は、駅の北に「觀濤處(かんとうしょ)」
「石の宝殿」などがあります。
この辺は、僕の散歩コースです。

一首

「終電のブレーキあたり雷匂ふ
酔ってた人もぞろぞろ起きて」

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 15:15Comments(0)短歌

2013年02月02日

「ほどほど」

昨年、神戸新聞に載った短歌です。
ありがとうございます。

「あれやこれしょうがないわとつぶやいて
立ち位置などを確かめてみる」

曽野綾子さんの本の言葉
「人間はほどほどでいいのである。
何とか生きて行き
何とか相手に迷惑をかけず
何とか時間が流れ
何とかおもしろいと思っていられれば
大成功人生なのである。」

最近の殺人事件など、過度な欲望が原因と
なることが多いです。
「ほどほど」という中道な生き方は
かなり難しいが、大切なことですね。

ではまた。


  


Posted by しんちゃん at 11:31Comments(0)短歌

2013年01月29日

「道」

昨日、神戸新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「冬の海ジェルソミーナの影探す
その男には波音だけが」

フェリーニ監督の映画「道」をモチーフに
詠みました。

「道」は、戦後日本に入ってきた始めての
イタリア映画だと言います。
1956年には、アカデミー外国映画賞を
受賞しました。

僕は、高校生の頃、NHK教育テレビで観て
非常に感銘を受けました。

粗暴な旅芸人ザンパノが頭が弱いが純粋な
心のジェルソミーナと旅を続けるが
途中に事件などあり、ジェルソミーナを
捨ててしまいます。
数年後、落ちぶれたザンパノが海辺で
ジェルソミーナの歌声を聞くが。。。
というようなストーリーです。

人間は、失って初めてその人や事の大切さが
分かります。
現在の生活や、周りの人を大切にしたいもの
ですね。

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 13:29Comments(0)短歌

2013年01月25日

第3のビール

昨年、神戸新聞に載せてもらいました。
ありがとうございます。

「ふたつほど心に掛ることがあり
ビールが少し苦く感じて」

最近、よく飲むのは第3のビールです。
味も本物のビールと変わらず安価です。

裏の表示を見ると
添加物に人工の香料や色素が書いてあります。
やはり、ビールの似せたジュースです。

多量に飲まない方がいいかもしれません。
僕も、財布と相談します。

一句

「舌はもう何を飲んでもうまいんだ」

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:48Comments(0)短歌

2013年01月24日

いじわるな地図

昨日、毎日新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「神様がいじわるな地図置いていく
右往左往もおもしろきかな」

大概は、予想どうりにならないですね。
大きな事件からいうと
アルジェリアの人質事件
大半の日本人は、中国の企業の邦人が
危ないと思っていました。

私達の人生も、悪い事 いい事が
まさかの時に起こりがちです。

この先何が起こるか分からないが、
今をがんばるだけですね。

一句

「またひとつ大きな波かケ・セラ・セラ」

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:05Comments(4)短歌

2013年01月20日

家庭菜園

昨年、毎日新聞に短歌を採ってもらいました。
ありがとうございます。

「振り向くとオクラの花が咲いていたネバネバの実は
酒によく合う」

今は、ダイコン 人参 白菜 ブロッコリー 水菜などが
採れています。

家庭菜園で野菜を作る利点は
身体を動かす、新鮮なものが食べられる
野菜と雑草の花を楽しむ
カエルや鳥や虫と遊ぶなどなど。

年間の計画は家内が立てており
僕は助手として指示どうり動くだけです。
今日も、あの場所にじゃがいもを植えるので
耕して、肥料をやり、畝を作っといてと。

今年、家内は家内菜園検定を受けると言っています。
がんばってください。

一句

「野趣に富む畑ですねと褒められる」

ではまた。






  


Posted by しんちゃん at 11:31Comments(0)短歌

2013年01月15日

石切唄

昨年、毎日新聞に短歌を採ってもらいました。
ありがとうございます。

「宝殿のそびえる山に秋深し石切唄はもう聞こえない」

高砂の宝殿は古代から良質な石の産地です。
石切唄は、戦後の機械化が始まるまで
唄われていたみたいです。
過酷な労働の気をまぎらわすために唄っていた
ようです。

年末の紅白でも、三輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」を
唄っていました。
本当にすばらしく感動で泣いた人も多かったでしょう。

黒沢明の映画「7人の侍」でも最後のシーンに
田植え唄が効果的に使われていました。

日本の伝統芸や風物詩がなくなっていくのは本当に
淋しいことですね。

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 11:33Comments(0)短歌

2013年01月06日

短歌

あけましておめでとうございます
昨年は、短歌を中心に毎日新聞や神戸新聞に
投稿していました。
昨年に入選した短歌です。
ありがとうございました。

「北風がプラットホームに吹いてくるデ・ニーロ風に顔をしかめて」
「返答はしどろもどろになっていく五十を過ぎても賢くはならぬ」
「ふたつほど心に掛かることがありビールが少し苦く感じて」
「布団から足出なくなり夏終わる天敵の蚊も姿を消した」
「あれやこれしょがないやとつぶやいて立ち位置などを確かめてみる」
「振り向くとオクラの花が咲いていたネバネバの実は酒によく合う」
「宝殿のそびえる山に秋深し石切唄はもう聞こえない」
「終電のブレーキあたり雷匂ふ酔ってた人もぞろぞろ起きて」
「電話口心が動く音がして別れがそうは遠くはないなと」

今年はまた川柳 俳句も復活したいと思います。
今年もよろしくお願いします。  


Posted by しんちゃん at 13:08Comments(0)短歌

2012年02月03日

北風

先日、短歌が毎日新聞に載りました。
ありがとうございます。

「北風がプラットフォームに吹いてくるデ・ニーロ風に顔をしかめて」

この2日は、北風が特に冷たいです。
しかし、播州の瀬戸内海沿岸は雪も降らず
北日本のように雪かきをしないでも暮らせます。
播州の人は、アタリマエと思っていますが
これは非常に有り難いことなんですね。

「君の香の残るジャケットそっと着てジェームス・ディーンのポーズしてみる」
                                        (俵万智)

映画に感情移入したら
俳優のスタイルや顔の表情が乗り移ることがあります。
僕は、高校時代は、ブルース・リーが
大学時代は、「ロッキー」のスターローンにはまりました。
あの頃は、ほんまにアホやけど面白かったです。

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 12:06Comments(0)短歌

2011年11月27日

ラグビー

先日、毎日新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「青春と言えば言えるがラグビーのあの合宿の狂気の夏に」

ラグビーワールドカップ、残念でした。
活躍したのは日本代表の外人選手というのも
多くの課題を残していると感じました。

僕らの時代は、松尾選手とか平尾選手のようなスターがいました。
今後日本代表は、才能あるスターが登場するのが鍵でないかと思います。

「ジャージーの汗滲むボール横抱きに吾駆けぬけよ吾の男よ」
                            (佐々木幸綱)

熱い歌ですね。
ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:28Comments(0)短歌

2011年08月11日

ボサノバ

昨日、短歌が毎日新聞に載りました。
ありがとうございます。

「暑い夏打ち水がわりにボサノバを部屋に流してぼんやりしてる」

昼は、できるだけエアコンなしで過ごしていますが
昨日は、さすがに暑く、ボサノバやハワイアンでは効かず
暑さに負け、エアコンを点けてしまいました。

最近では、バカボンや芦田愛菜ちゃんの曲を
ボサノバ風にアレンジした歌も楽しいですね。


「楽しみはボサノバを聞きぼんやりと」

短歌のネタが無い時は、昔の川柳をアレンジすることもあります。


  


Posted by しんちゃん at 11:40Comments(0)短歌

2011年06月23日

レコード

先日、毎日新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「屋根裏にあるレコードが暑すぎてフニャフニャなんかになっているかな」

暑くなると、扇風機を取り出すため
屋根裏に上がります。
屋根裏はすごい暑さで
10分もいたら熱中症になってしまいます。

いつも夏になると気になるのは
20年前に上げた100枚ぐらいのレコードです。
シナトラやナット・キング・コールなど
高校生から集めたレコードです。

今はもうLPレコードのプレーヤーがないので
聞く事はできませんが
涼しくなったら探してみようと
毎年ごとに思っています。  


Posted by しんちゃん at 11:22Comments(0)短歌

2011年04月29日

健康法

先日、毎日新聞に短歌が載りました。
ありがとうございます。

「痛いのは肩甲骨の内側や電気マッサージ届かないなあ」

肩甲骨は背中の上部の両方にある三角形の骨です
ゴルファーの石川僚や野球のイチローなどは
肩甲骨の可動率が非常に大きいみたいです。

肩甲骨の周りは、重要なツボが多くあります
僕はストレスが溜まったり、体調が悪い時は
タンスの角で、肩甲骨の内側を
かなり強い力でグリグリします。
電気マッサージより、よく効き背中がスッキリします。

万能川柳に

「元気者だけしかやれぬ健康法」
               (上村南魚)

試してください!


  


Posted by しんちゃん at 13:28Comments(0)短歌