2013年02月22日

菖蒲池古墳


昨日の新聞に
菖蒲池古墳に石敷き遺構が発見と。

菖蒲池古墳は、謎の多い終末期古墳です。
石室内には、ふたつの家形石棺があります。
材質は、高砂の伊保山の竜山石と言われて
います。

この石棺は、日本では珍しいもので、屋根には
棟飾りがあり、内部は漆の黒塗りと言われてい
ます。
僕は、播磨では、この形の石棺は小型ですが、
3棺見たことがあります。

石棺は、舟で伊保山から加古川を出て瀬戸内海に
そして大和の国に運搬されたと思われます。
天皇か、強力な権力を持った人物が係わったと
思われます。

大和地方に採用された播磨系石材は総称して
竜山石と呼ばれますが。
加西の高室や加古川の升田山の石も含まれます。
高室石は、大王の石棺と呼ばれる長持形石棺に
使用されています。

一句

「遺体でも古墳からなら許される」
             (ひねのりさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:58Comments(0)家形石棺

2013年02月13日

植山古墳


今日の新聞で
奈良県の植山古墳の石室の石材が崩落
したとの記事がありました。

植山古墳は、6世紀末の推古天皇の墓と
言われています。
崩れた石材は、高砂の竜山石かどうか
分かりません。

上記の写真の
古墳内にある、扉を設けるため敷いた
しきみ石は竜山石だと言われています。

竜山石の扉の一部は、八咫烏神社や
春日神社の境内にある踏み石などに
持ち出され使われています。

石室には、九州の阿蘇山のピンク石で
できた家形石棺もあり、当時の天皇の
影響力の広さもかいま見えます。

飛鳥地方の古墳や寺院の石材に高砂の
竜山石が多く使用されています。
飛鳥を訪れる時に、頭の隅に置いておくと
楽しいものですね。

万能川柳に

「埴輪が驚いた顔で掘り出され」
          (北村鋭利庵さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:04Comments(0)家形石棺

2007年08月20日

石棺仏

加古川市西神吉町宮前の道を車で走っていると
加古川市教育委員会のきれいな掲示板が横にある
家形石棺の蓋の、立派な石棺仏がありました。

1500年前の、古墳時代に作られた石棺は
石垣、橋、踏み石などに転用されており
鎌倉時代から、よく石棺仏に加工されています。

竜山石で作られた多くの石棺仏は
播磨地方を代表する風物詩といえます。

「石棺仏 かたむくままに 夏の空」

  


Posted by しんちゃん at 09:26Comments(0)家形石棺

2007年06月27日

家形石棺(11)

「大王のひつぎ海をゆく」を読んでいます。
古墳時代に、九州の阿蘇ピンク石の家形石棺が古代船で
大和地方の古墳に運ばれました。

2005年に、古代人が海路1000キロを立ち向かったように
現代の人々が、実験航海をした全記録です。

高砂の竜山石も多く大和地方に運ばれました。
古代の人々のパワーには
まったく、驚かされます。

ヤマトの政権が、播磨から九州まで支配していたとも考えられます。

  


Posted by しんちゃん at 22:14Comments(0)家形石棺

2007年05月28日

家形石棺(10)

昨日の竜山石曳きまつりが、今日の神戸新聞に載っていました。
4トンの家形石棺の蓋を「修羅」に乗せて400人で引きました。

「修羅」とは本来は仏典に現れる「阿修羅」の事であるが
巨大な大石などを動かす、二又の木材で作った道具です。

会場の隣りでは、骨董市があり覗きました。
古そうな印鑑が展示されていたので
「これ何年前のもの」と聞くと
中国人の若い人が
「4000年前あるよ」と言いました。
中国人のスケールの大きさには驚きました。

  


Posted by しんちゃん at 18:12Comments(2)家形石棺

2007年05月27日

竜山石曳きまつり

高砂市総合運動公園に行ってきました。
保育園の児童の太鼓演奏があり
よく練習したみたいで、たいへん上手でした。
ちょろりさんの、お子さんも写真の中にいるかな。

午後からは、修羅で石棺を曳きます。

その復元した石棺を見ていると
年配の人が私に
「これは、長持形石棺かな」と聞くので
「いやこれは家形石棺で古墳時代後期に作られた」と言うと
係人でない私の周りに、5,6人のおっちゃんが集まり
質問攻めにあいました。

これも、今までこのブログで勉強したおかげで
おっちゃんたちと交流でき
楽しい時間を持つことができました。

  


Posted by しんちゃん at 12:31Comments(2)家形石棺

2007年05月18日

家形石棺(9)

今日、高砂の松下石材さんを訪問しました。
播磨市の考古博物館に展示する竜山石の家形石棺が完成していました。
1年間かけて作られた、10トンの重さの超大型の石棺です。

奈良県最大の天皇稜の見瀬丸山古墳の石棺を復元したもので
竜山石では全国最長と言われ迫力ある外観です。
松下石材さんご苦労さまでした。

ちょうどBANBANテレビさんも取材に来ていました。
松下石材さんには、てんこもりの名刺も渡しておきました。

私の家からも歩いて往復1万歩で
少しはメタボリックの解消になったかな。

  


Posted by しんちゃん at 17:11Comments(4)家形石棺

2007年05月16日

家形石棺(8)

高松塚古墳のニュースで連日にぎわっていますね。
私は壁画より石室の材質とか精巧さに目がいきます。

今回は加西市の玉丘古墳公園内の愛染古墳の
高室石系の組合式家形石棺です。
飛鳥の有名な菖蒲池古墳の石棺も高室石系と言われています。

加西市には、もうひとつ長石系という石もあり
長町では、今でもまだ石切の丁場が動いています。

古墳内にある石棺は何か幽玄なたたずまいがあります。

  


Posted by しんちゃん at 14:26Comments(0)家形石棺

2007年05月07日

家形石棺(7)

多可町の東山古墳公園の組合式家形石棺です。
珍しく、身もフタもそろった石棺です。

材質は高室石ですが
普通は、総称で竜山石と言われています。
考古学者の奥田尚氏は
加西の高室石 長石、加古川の池石など
分類して言っています。

この石棺は保存状態もよく、屋根と柵がつき
大事にされています。

僕は、風雨にさらされボロボロになった石棺も
大好きです。


  


Posted by しんちゃん at 21:37Comments(3)家形石棺

2007年04月26日

家形石棺(6)

播磨町に10月13日に兵庫県立考古博物館がオープンします。
プレイベントで高砂市総合運動公園サブグラウンドで
5月27日に竜山石曳きまつりが開催されます。

10トンの竜山石の家形石棺が博物館で展示されますが
その石棺をみんなで曳こうという催しです。

問い合わせ・石曳き参加申し込み
兵庫県立考古博物館 事業部学習支援課
〒675-0142 加古郡播磨町大中500
TEL/079-437-5589 FAX/079-437-5599

「大王の棺 皆でいざ曳かん」

  


Posted by しんちゃん at 21:02Comments(2)家形石棺

2007年04月17日

姫路城

江戸時代、高砂の竜山石は姫路藩の専売品でした。
先日、花見のついでに
姫路城の石垣などに20以上使われている石棺の探索に行きました。
素人なので、家形石棺の身を1つ見つけただけでした。

彦根城のひこにゃんには悪いが
世界遺産の姫路城のなんと美しいことか。
姫路市民がうらやましいです。

私の本業の川柳は、相変わらず、没つづきです。

「川柳は いいから仕事と 妻が言い」

  


Posted by しんちゃん at 20:12Comments(2)家形石棺

2007年04月11日

家形石棺(5)

この2ヶ月で播磨の石棺を100ほど見ました。
やはり、この播磨は石棺の国です。
千数百年前に奈良や大阪の古墳に採用されたのは
竜山石の黄金にも見える色もひとつの要因ではないかとも思いました。

先日は、姫路の的形の寺に行きました。
たきぎをしている坊さんに声をかけると
なんと、38年前 宝殿中のバレー部の
あの厳しい大谷先生でした。
教え子ではないが、中学、高校とお世話になりました。

現在も、近くの中学生にバレーを教えているそうです。
石棺探しの貴重な副産物です。

  


Posted by しんちゃん at 21:51Comments(1)家形石棺

2007年03月25日

家形石棺(4)

加西市倉谷町の後藤山古墳の石棺です。
高室石系で菖蒲池型といって
全国でも珍しい家形石棺の蓋です。

町で迷って探していたら
地元の子供たちが「おっちゃん何しとん」と
寄って来て、山の中腹まで先導してくれました。
本当に、楽しい出来事でした。
子供たち  ありがとう!

  


Posted by しんちゃん at 20:38Comments(1)家形石棺

2007年03月21日

家形石棺(3)

龍野小学校に、竜山石の石棺を見にいきました。
おっちゃん1人では、不審者に間違われるので
高校生の助手(次男)を連れていき、測量してもらいました。

この石棺は、加古川から瀬戸内海に出て、揖保川経由で
50kmを船で古墳に持ってきたと思われます。

昔から、子供をダシにして遊ぶ
自分勝手な父親です。

  


Posted by しんちゃん at 21:08Comments(1)家形石棺

2007年03月16日

家形石棺(2)

前回に続き、山伏峠の石棺仏です。
写真は、長石製の大型の家形石棺の蓋です。
長持形石棺は古墳時代中期で
家形石棺は後期に作られました。
この石棺は、古代の人の技術の精巧さが窺えます。

全国の石棺の9割は、播磨にあると言われています。
地元が有利な趣味と、勝手に思っています。

「石棺仏 斜めに傾げ 雨の中」

  


Posted by しんちゃん at 19:21Comments(1)家形石棺

2007年03月11日

ぬりかべ

最近の僕は、週末になると、加古川あたりの寺や神社を覗いています。
石の宝殿の関係から、石棺に興味を持つようになりました。
下記の写真は、有名な平荘町長楽寺の石棺仏です。

ここで、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる、ぬりかべが思い出されました。
作者の水木しげるも、神戸に住んでいたことがあり
墓地めぐりが趣味です。
この場所に来たかもしれません。


  


Posted by しんちゃん at 20:45Comments(1)家形石棺

2007年01月27日

家形石棺

昨日、竜山の松下石材を訪問しました。
今年にオープンする、播磨町の考古博物館(仮称)に
竜山石の家形石棺を展示するということで、現在製作中です。
写真はフタですが、本体の方は迫力ある石棺です。
松下氏は、古墳時代では、製作に数年かかると言っていました。
最近は、住宅が近くにでき、石切り場の発破がしにくいなど
経営の厳しさを感じました。

多くの人に、竜山石のことを知ってほしいとも言っていました。
後日、竜山石で製作した作品のある画廊のことも書き込みます。

  


Posted by しんちゃん at 16:33Comments(0)家形石棺