2013年07月13日

蕭白(3)


高砂ゆかりの絵師蕭白の
「柳下鬼女図屏風」です。

三重県黒田村で30歳の
時に描かれたといいます。

夏は体温を下げるため
打水や風鈴など利用しま
すが、この屏風もかなり
恐く寒イボが立ちますね。

僕は子供の頃からUFOや
心霊現象が好きでしたが
57歳になる今まで1回も
それらしきものを見たこと
がありません。

知人によると
幽霊を見たり、占いや霊感
商法に引かかるのは、心と
体が弱っている人に多いと。

親から受け継いだ心と体は
常に、メンテナンスとケアを
していれば、災厄から防げ
るかもしれません。

一句

幽霊も 鈍感な俺に出てこない

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 13:55Comments(0)地域

2013年07月10日

オクラ


昨日、今年はじめてオクラの実が
採れました。
これから、秋まで毎日オクラが
食べることができます。

沖縄や鹿児島は昭和50年以前
から食べられており、「ネリ」という
日本語で呼ばれていたそうです。

黄色い花は、フヨウに似て可愛く
南洋の少女のようです。

効用は
ぬめりの成分であるガラクタン、
アラバン、ペクチンといった食物
繊維がコレステロールの低下を
助けると言います。

僕の、コレステロールを下げて
くれた原因のひとつかもしれま
せん。
ありがとうございます。

俳句に

口楽し オクラの種子を噛むことも
         (中村文平)

ではまた。  続きを読む


Posted by しんちゃん at 14:44Comments(2)地域

2013年06月29日

蕭白(2)


蕭白は、高砂市伊保崎の大庄屋
中村家に数年にわたって滞在した
との伝えもあります。

奇怪を極めた「寒山拾得図屏風」
も、同地で描かれたものらしいで
す。
直線を重ねた岩は、宝殿の切石
にも見えます。

この地で描かれたという「雲龍図」
も、竜山という土地にヒントを得た
のかもしれません。

蕭白は、京都の染物屋でしたが
絵師として京都の画壇から一時受
け入れらず、伊勢と播磨を遊学して
いたみたいです。

日本でいちばんエキセントリックな
絵師である曽我蕭白の足跡を辿る
のも楽しいかもしれません。

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 15:23Comments(0)地域

2013年06月25日

じゃがいも


昨日、じゃがいもを収穫しました。
バケツ3杯ぐらいです。
残った分は、孫のひなちゃんと
採ろう思います。

メークインの品種はは多く採れまし
たが、アンデス産は今回は失敗し
たみたいです。

じゃがいもの名前の由来のひとつ
別名「馬鈴薯」はマレー半島から
来ることが多かったので
馬来(マレー)が馬鈴(バレー)に
変化した説が。

効用は
アレルギー体質の改善
カリウムが多く含まれるので
胃腸の機能が高められ免疫力が
つきます。

揚げたらビールにもよく合いますね。

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 17:26Comments(0)地域

2013年06月24日

船場川


今日は用事で姫路の広峰へ
30分ほど船場川ぞいを散歩。

このあたり人口が多いのに
川を覗くと、何種類かの淡水魚
ウグイ カマツカ? ナマズなどが
居て驚きました。

姫路市は意図して城下いや浄化
しているのか?
高砂市の小川は汚れていて
いてもコイかミドリガメしかいませ
ん。

田んぼもついでに覗くと
カブトエビやホウネンエビや
カイエビやゲンゴロウなどや
多くの名前を知らない生き物
がいました。

自然の生き物を見ていると
楽しいですね。
ありがとうございます。

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 12:14Comments(0)地域

2013年06月11日

酒井抱一


先日、テレビに夏目漱石の特集で
酒井抱一(ほういつ)の事が出てい
ました。

江戸時代に抱一は姫路藩主の
酒井家の次男に生まれ、子ども
の時から、諸芸にすぐれていた
といいます。

江戸で暮らす抱一は
時代をリードする文化人と交わり
ました。

抱一は尾形光琳に私淑し
「江戸琳派」を立ち上げたとされて
います。

その後、家中での政争を嫌い
出家しました。

「夏秋草図屏風」など多くの
すばらしい作品を後世に残して
います。

俳人としても
こんな句も詠んでいます。

我等迄 流れをくむや苔清水

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 16:45Comments(0)地域

2013年06月06日

蕭白


「高砂ゆかりの人々」に
江戸時代の異端の画家の曽我蕭白が
伊保崎村に住んで居たことがあると。

曽根神宮や高砂神社や加茂神社に
絵馬を献じていて
ボストン美術館にある「雲龍図」は
この村の真浄寺で描かれた襖絵で
はないかと推測されています。

僕の散歩コースに、こんな偉い画家が
住んでたなんて驚きです。

それにしても、この龍の眼は強烈で
ユニークに富んでいますね。

一句

寝ころんで この襖絵を見てみたい

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:42Comments(0)地域

2013年06月04日

棟方志功


テレビの「なんでも鑑定団」で志功の
版画が出ることがあります。
本物なら、一枚数100万円の鑑定
になっているものもあります。

「高砂ゆかりの人々」という本で
棟方志功は、高砂に数十回も来て
いると。

志功は、倉敷の大原氏と親交が
あったため、その行き帰りに高砂
に寄ったみたいです。

加古川の俳人の永田耕衣とも
交流があり、昭和25年に
句集「猫の足」の17首を版画
にしています。

高砂神社や鶴林寺や浄土寺等を
見て回り「鶴林寺で飲んだラムネは
一生忘れられない味」と自ら語って
いるそうです。

なまめかしい、ふっくらぽっちゃりした
「女人観世音」は、棟方志功の面白い
一つの表現と言われています。

猫の足に惚るる如きは風邪心地
         (永田耕衣)

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 17:26Comments(0)地域

2013年06月03日

畳堤


(たつの市のホームページから)

数年前、たつの市の揖保川ぞいを車で
よく走っていました。
堤防ぞいにコンクリートの頑丈な柵が
あり何なんやと思っていました。

「播磨の力」という本に
それは「畳堤(たたみてい)」と言って
戦後に、景観を損なわずに洪水を防ぐ
工法と書かれていました。

畳は、水を含むと強度が増すことを
利用し、ブロックの中に上記の写真
のようにはさむみたいです。

全国でも、揖保川の畳堤は3キロあり
最長ということです。

現在の問題点は、畳は自治体で800枚
保管されているが、足らない400枚を
民家から調達しなければならず
むかしの本間サイズだと、新しい家の
江戸間サイズでは小さすぎて、すきま
ができるということです。

古い昔から、洪水を防ぐため日本人は
いろいろな対策を考えています。
日ごろから、災害に対する準備は
現代の日本人に必要ですね。

川柳に

新しい畳 皆が寝ころんだ
         (金川千代さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:07Comments(0)地域

2013年05月25日

トマト


トマトは嫁の実家が水耕栽培を
しているので、よく食べます。
おいしいトマトを送ってくれて
ありがとうございます。

西洋のことわざに
「トマトが赤くなると、医者は
青くなる」ぐらい栄養価の
高い野菜です。

効用は
高血圧や肥満、糖尿病など
の予防や治療に
すぐれた消炎作用により
胃の炎症をしずめるなど。

今のトマトは甘くて食べやすく
なっていますが
昔の、酸味の強い、つぶつぶ
のあるトマトもたまには食べた
いですね。

昔のドラマ「傷だらけの天使」
ショーケンが冷蔵庫から取り
出したトマトをまるごとかぶり
つくシーンは圧巻でした。

俳句ではトマトは夏の季語です。

虹立つや とりどり熟れしトマト園
          (石田波郷)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 16:17Comments(0)地域

2013年05月23日

スナップエンドウ


昨日は、家庭菜園で
スナップエンドウが大量に
採れました。

最初は、スナックエンドウと
間違って言っていましたが
スナップエンドウだそうです。

調べると
地域によっては
スナックエンドウと呼ぶとも
言われています。

普通のエンドウより
油で炒めて食べると
プリプリ感があり
ビールによく合います。

菜園には、これから
オクラやトウモロコシを
植えようと思います。

俳句に

酒よろし さやゑんどうの味も好し
    (上村占魚)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:20Comments(4)地域

2013年05月21日

タマネギ


わが菜園のタマネギもそろそろ
収穫時期にきています。
100個ぐらいです。

タマネギは、ナスやきゅうりと
違って、最初のうちは水を遣るが
後はほっといても育ちます。

去年は、若干小さかったが
今年は、大ぶりなものもできて
います。

今の時期、淡路を車で走ると
タマネギのいい匂いがします。
一個1000円もするタマネギが
あるといいますが
食べてみたいですね。

タマネギの効用は
にんにくと似かよっていますが
血糖値を下げるとか
血流の状態を改善します。

俳句に

たまねぎのたましひいろにむかれけり
             (上田五千石)

ではまた。


  


Posted by しんちゃん at 16:59Comments(2)地域

2013年05月19日


川柳に

雑草も緑のうちだ抜かんとこ
         (アタッ苦さん)

座禅より無心になれる草むしり
         (龍野目玉さん)

雑草のほうに効き目がでた肥料
         (麦そよぐさん)

昨日、散歩をしていると
道端に、小さい可憐な花が。

調べてみると
ハマヒルガオという砂浜に
はえるという花でした。

これからは
菜園にも雑草がはえる
時期で、草抜きが大変で
すが、けっこう運動にもな
ります。

中国大陸は
今、樹木や草花が減って
砂漠化が進んでいるそう
です。そういった状況で
空気や水に悪影響が出て
いるみたいです。

日本人も
他山の石として
植物を大事にしないと
いけませんね。

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 16:05Comments(1)地域

2013年05月16日

姫路大空襲

昭和20年7月3日
米空軍による爆撃で姫路市街の
大半が焼失したそうです。

市街にいた僕の母親は
その夜は、手柄山の方に徒歩で
逃げたと言っていました。
その後は、家が焼けたので東山
に疎開しました。

ある本によると

姫路城だけは、奇跡的に何の
被害もなかったそうです。
米軍は、京都や奈良のように
文化財保護で攻撃対象を外した
と今まで語り継がれてきましたが。

平成7年
米空軍の飛行士が
「特に城を避けよという指令は
なかった、ただ夜間で当時の
レーダーは、海と陸の区別だけ
しかできなかった。今はじめて
城を見たが、大きな濠(ほり)が
周囲を囲んでいる、レーダーは
たぶん海と判断し攻撃しなかっ
た」

戦国時代の姫路城の濠は
敵の陸兵から防御するために
作ったものだったが、
爆撃機B29からの攻撃もかわし
たとも言えますね。

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 17:50Comments(2)地域

2013年05月14日

相撲

昨日は
わが高砂市出身の妙義龍が
日馬富士に勝ちました。
頑張ってください。

奈良時代に編纂された
「播磨風土記」には、相撲の
元祖の野見宿禰(のみのす
くね)が播磨で没したと。

宿禰の伝承は、出雲から
の力士に、力くらべで勝った
とか、埴輪を考案したとか
言われています。

「風土記」を解読したところ
たつの市に、宿禰の墓が
あるとしています。

川柳に

モンゴルとその他の国の大相撲
         (佐藤政廣さん)

相棒と相模と相撲よく迷う
         (ドド子さん)

ではまた。







  


Posted by しんちゃん at 10:21Comments(0)地域

2013年05月10日

シーボルト


ドイツの医学者で博物学者であった
シーボルトは「江戸参府紀行」で
当時の播磨を描いている。

文政9年(1826年)に
シーボルトは下関から、船に乗って
瀬戸内海の室津に入港する。

室津から山陽道で姫路に向かう
途中、シーボルトは、植物や化石の
骨を採集したという。
シーボルトを喜ばせたのは、
地誌「播磨名所」という見取り図であっ
たと言います。

一行は、姫路で一泊し、
豆崎(高砂阿弥陀町)から浜街道で
曽根町に入り、天満宮の曽根の松を
見た後、石の宝殿に行ったそうです。
石の宝殿では、力士が酒宴を開いた
そうです。

その後
高砂神社の相生の松を見学し
加古川で泊ったそうです。

シーボルトは
播磨の農民は秩序があり
礼儀正しかったと言っており
その当時の日本人の生活や
風俗にも関心を持っていたようです。

日本の地図や、武者絵を持ち出そう
として、スパイの容疑で国外追放に
なったが、
日本を愛していた、外国人のひとりと
言えますね。

川柳に

今飛脚 江戸をたったと知らせあり
         (かよちゃんさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 14:03Comments(2)地域

2013年05月06日

神社

昨日まで
曽根天満宮で祭りがありました。
関係者の皆さん
御苦労様でした。

僕は、高砂町で生まれたので
たぶん、産土(うぶすな)神社は
高砂神社だと思います。
今は、伊保町に住んでいるので
氏神神社は曽根天満宮かもしれ
ません。

神戸のある神社は
神戸大震災の前年に
秋祭りを簡素な神事だけにしたと
いいます。
「祭りをやめたから、神様の罰が
当たったんや」といって神社は
祭りを復活させたそうです。

播州の祭りが
地震や台風の天災の大難を小難
にしてくれているかもしれません。

神社には、自分の利益ばかり
祈願してはいけないとも言います。
たまには、感謝だけにしときましょう。

川柳に

お願いは同じで神社ハシゴする
         (茂木一夫さん)

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 17:23Comments(0)地域

2013年05月02日

加古川

加古川は、播磨五川では
一番の流域面積だそうです。

加古川筋には、地場産業の
西脇の織物、小野のそろばん
三木の金物 志方の靴下が
広がっています。

「播磨気質」という本では

加古川流域は、姫路藩と
明石藩の接点に位置して
気候は温暖で、山陽道の
要点であるため文化的な
情報や生活物資が入手し
やすい場所であると。

この地域の人は
あくせく働かなくても、何とか
生活できるところが
平々凡々な性格を形成した
のではないかと分析してい
ます。

短所でもあり
長所でもありますね。

一首

午前4時加古川べりにキツネ見た

俺の心をたぶらかす気か

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:29Comments(0)地域

2013年04月13日

淡路島


朝、お茶を飲んでいる時に高砂にも
地震が来ました。
咄嗟に、また神戸かと思いましたが
淡路が震源地と。

淡路島は、「古事記」が記す
国生み神話のオノゴロ島と言われて
います。

男神のイザナギと女神のイザナミが
まずオノゴロ島をつくり
結婚して、つぎつぎと島を生み
日本列島が出来上がったと言われて
います。

地震や雷や台風は神の怒りが起こす
と日本では言われていますが
国生みの聖地の淡路で起こった地震
は、何か暗示とか警告が含まれてい
るかも知れません。

日本は恵まれた国ですが
天災に対する準備は
常にしておく必要がありますね。

一句

地震起きトイレのことがまず浮かび

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 16:35Comments(0)地域

2013年04月10日

三木露風


播磨ゆかりの詩人三木露風は
1889年(明治22年)
龍野市に生まれました。

童謡の「赤とんぼ」は
全国の人に口ずさまれる
突出した一作です。

閑谷(しずたに)学校の先輩
有本芳水を追って
明治40年に早稲田大学に
入学しました。

上田敏の「芸苑」に作品を
発表して象徴派詩人として
スタートをきります。

童謡「赤とんぼ」は
故郷で幼き頃
母との別離があり
その哀感が行間に
漂っていると言われて
います。

夕焼小焼の、赤とんぼ
負われて見たのは、いつの日か

山の畑の、桑の実を
小籠(こかご)に摘んだは、まぼろしか

十五で姐(ねえ)やは、嫁に行き
お里のたよりも、絶えはてた

夕焼小焼の、赤とんぼ
とまっているよ、竿(さお)の先

ではまた。






  


Posted by しんちゃん at 12:56Comments(0)地域