2013年02月13日

植山古墳


今日の新聞で
奈良県の植山古墳の石室の石材が崩落
したとの記事がありました。

植山古墳は、6世紀末の推古天皇の墓と
言われています。
崩れた石材は、高砂の竜山石かどうか
分かりません。

上記の写真の
古墳内にある、扉を設けるため敷いた
しきみ石は竜山石だと言われています。

竜山石の扉の一部は、八咫烏神社や
春日神社の境内にある踏み石などに
持ち出され使われています。

石室には、九州の阿蘇山のピンク石で
できた家形石棺もあり、当時の天皇の
影響力の広さもかいま見えます。

飛鳥地方の古墳や寺院の石材に高砂の
竜山石が多く使用されています。
飛鳥を訪れる時に、頭の隅に置いておくと
楽しいものですね。

万能川柳に

「埴輪が驚いた顔で掘り出され」
          (北村鋭利庵さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:04Comments(0)家形石棺