2013年02月13日
◆植山古墳
今日の新聞で
奈良県の植山古墳の石室の石材が崩落
したとの記事がありました。
植山古墳は、6世紀末の推古天皇の墓と
言われています。
崩れた石材は、高砂の竜山石かどうか
分かりません。
上記の写真の
古墳内にある、扉を設けるため敷いた
しきみ石は竜山石だと言われています。
竜山石の扉の一部は、八咫烏神社や
春日神社の境内にある踏み石などに
持ち出され使われています。
石室には、九州の阿蘇山のピンク石で
できた家形石棺もあり、当時の天皇の
影響力の広さもかいま見えます。
飛鳥地方の古墳や寺院の石材に高砂の
竜山石が多く使用されています。
飛鳥を訪れる時に、頭の隅に置いておくと
楽しいものですね。
万能川柳に
「埴輪が驚いた顔で掘り出され」
(北村鋭利庵さん)
ではまた。