2010年10月19日

野路菊

本日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は、秋の季語「野菊」でした。
ありがとうございます。

「途中下車しようか迷う野菊かな」

大塩に、のじぎくの里があります。
戦前、大塩に来た植物学者の牧野富太郎氏が
雑草の「ノギク」を「のじぎく」と命名したとか。

高砂の銘菓「野路菊」もおいしいです。

終着駅まで鈍行で途中下車しながら
のんびり楽しみたいですね。  


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2010年10月13日

無花果(いちじく)

昨日、俳句がサンデー毎日に載りました。
兼題の季語は「無花果」でした。
ありがとうございます。

「無花果や妻には言わぬこともあり」

この社会、長く生きていると
上司や、妻や友人にも言えぬことも多くあります。
問題を消すために嘘もついたこともあります。
黙っていたために、大問題になったこともあります。

「これ言えば10は返ると妻を見る」

柔軟性をもって生きたいが
正直に言ったほうが
その時は苦しいが
怪我は軽くて済むみたいです。  


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2010年09月28日

忘れる

昨日、俳句が神戸新聞に載りました。
ありがとうございます。

「何回も忘れては聞くジギタリス」

花の名前をよく忘れ
園芸の仕事をしている妻によく聞きます。
特に、外国産の花は憶えるのは難しいです。

「忘れる」というと
幸せな気分というのは、あっという間に過ぎるが
悪い事は、長いこと心に居座っています。
この社会、「忘れる」という能力も必要ですね。

万能川柳に

「花好きの母花好きの娘に育て」
            (小林貞子さん)

  


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2010年09月23日

秋の夜

先日、俳句がサンデー毎日に載りました。
兼題は「秋の夜」で、選者は写真家の浅井慎平さんでした。
ありがとうございます。

「寝返りを悟られぬよう秋の夜」

年に、何回か眠れない夜があります。
喧嘩をしたり、酒を飲みすぎたり、悩みがあったり。

あんまり寝ようとがんばらず
朝まで起きていようと腹を括ると
不思議に寝てしまっていたりします。

万能川柳に

「また来てね妻の寝言で眠られず」
               (寿寿さん)

秋の夜は、気持ちよく寝たいですね!  


Posted by しんちゃん at 17:24Comments(0)俳句

2010年09月16日

三四郎

先日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は、秋の季語「すすき」でした。
選者のみなみらんぼうさん
ありがとうございます。

「三四郎駆け抜けていくすすきかな」

黒澤明監督の名作「姿三四郎」のラストシーンは
芒原(すすきはら)の中での決闘だったと思います。
三四郎は、必殺の得意技「山嵐」で
強豪を次々に破っていきます。

現代でも、自分流の得意技があると
少しの不幸や逆境があっても
なんとか、乗り越えていけそうですね。  


Posted by しんちゃん at 09:08Comments(0)俳句

2010年08月31日

あきらめる

本日、俳句がサンデー毎日に載りました。
季語の兼題は「芋虫」でした。
ありがとうございます。

「芋虫や夢見しこともあきらめて」

若い時代は、夢や目標は大事みたいです。
今、50代半ばになって少しの夢はありますが
少しづつ、あきらめが入ってきています。

目標が達成されたら幸せになると思っている人は多いが
現在の時点で不幸や不満に思っている人が
職や場所を変えたり、時が経って、幸せになる確率は低いみたいです。
あきらめて、今を楽しみ、今幸せになりましょう!

万能川柳に

「幸せはなるんじゃなくて気付くもの」
              (大貫光代さん)



  


Posted by しんちゃん at 14:29Comments(0)俳句

2010年06月28日

不機嫌

本日、神戸新聞に俳句が載りました。
ありがとうございます。

「シクラメン 無言の妻に振り向いて」

若い時は、喧嘩をすると互いに無言の1日に
今は、不機嫌になると、少し距離を置いて時にまかせる。
実際、不機嫌な人の気分を変えるのは難しいものです。
自分の気分を変える方が容易です。
他人の気分を変える努力はやめましょう。

僕の好きな俳句

「こだはらず妻はふとりぬシクラメン」
               (草間時彦)

シクラメンの本来の和名は
「ブタノマンジュウ」だそうです。  


Posted by しんちゃん at 13:12Comments(0)俳句

2010年06月01日

本日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は、夏の季語「蟹」でした。
ありがとうございました。

「どうにでもなるもんだなと蟹を食ふ」

僕の整体院に、前に来たお客さんに
腰を直してくれと言われました。
腰に効くツボを何箇所か指圧をしました。
後日、お客さんから予約の電話が入り
来店した時に、腰の調子を聞くと
腰よりも、オシッコが良く出て体調が良くなったと。

ある本を読むと、ツボ療法にはよくある話だそうで
内臓の調子が良くなると、腰や肩も軽くなるみたいです。

人生も失敗を恐れず、やり続けると
思っていなかった結果が出て後悔することもありますが
それも面白いと言えますね。

  


Posted by しんちゃん at 13:36Comments(0)俳句

2010年05月18日

平城京

昨日、神戸新聞に俳句が載りました。
ありがとうございました。

「平城京 遥かなる夢春の鹿」

平城遷都1300年祭りには、是非行ってみたいですね。
平城京と播磨には、あまり知られていないが
その当時、ネットワークがあったみたいです。
羅城門や大極殿の礎石や基壇に
高砂の竜山石が使用されていたそうで
このつながりには驚きがあります。

竜山石を頭にいれて
大和の古墳の石棺や礎石を探して
奈良に行くのも面白いかもしれません。


  


Posted by しんちゃん at 11:57Comments(2)俳句

2010年05月06日

母の日

俳句では、「母の日」は夏の季語です。
そういえば、「鯉のぼり」も夏の季語です。
ちょっと前まで寒かったのに。

「母の日や母とは別に妻の愛」
              (富安風生)

僕の整体院には、息子さんが母親を、旦那さんが奥さんを
連れてくることがあります。
母親や奥さんの体調を気づかう方は多いようです。
やはり家庭は、おばあさんや奥さんが健康で笑顔でいると
楽しく、華やかになりますね。

万能川柳に

「先生が帰ったとたんに母変わり」
               (風信子さん)

「母の住む村にやさしくなりに行く」
               (あべつゆこさん)

お母さんありがとう!
  


Posted by しんちゃん at 13:47Comments(0)俳句

2010年04月29日

木蓮

昨日、毎日新聞に俳句が載りました。
ありがとうございました。

「木蓮や錆びたトタンの上に落ち」

木蓮の花はもう落ちて、鮮やかな若い葉が出ています。
白い木蓮は、僕の好きな花のひとつです。
白い花が、いっせいに咲くと目にまぶしいぐらいですが
それだけに茶色に枯れて落ちた姿は悲壮感があります。

こんな俳句が

「木蓮のため無傷なる空となり」
               (細見綾子)

「木蓮の散る日答を待たれをり」
               (津田清子)

ゴールデンウイークは、花と遊びましょう!  


Posted by しんちゃん at 12:34Comments(0)俳句

2010年04月26日

しゃぼん玉

本日、神戸新聞に俳句が載りました。
ありがとうございました。

「天国にひとついったか しゃぼん玉」

最近は少ないが、昔は路地裏で子供達がしゃぼん玉をして遊んでいました。
しゃぼん玉も、ねばり強い奴がいていつまでも割れないで
青空に吸い込まれていくひとつがあります。

こんな俳句が

「石鹸玉(しゃぼんだま)猫の髭にて割れにけり」
                     (佐藤蒼石)

「流れつつ色を変へけり石鹸玉」
               (松本たかし) 

しゃぼん玉は空中に流れ、日の光や風の具合で紅になり青になり
又白に変化したりします。
春らしい、微笑ましい季語ですね。  


Posted by しんちゃん at 17:41Comments(0)俳句

2010年04月13日

ハナイカダ

本日、俳句がサンデー毎日に載りました。
兼題は「花」でした。
ありがとうございました。

「花筏(はないかだ)離れていった女房かな」

離婚や別居をしてる訳でもないのですが
20年以上夫婦を続けていくと
川に散った桜の花びらのように
気持が離れたり、くっついたりします。

花筏には、桜の花びらが川に流れる意味と
ハナイカダというミヅキ科の樹木があり
緑色の花が葉の中央に咲く珍しい樹木のこともいうそうです。

川柳

「ごめんねとさわろうとしてよけられる」

お互い、いい距離感を持ち、仲良くしたいですね。
  


Posted by しんちゃん at 17:42Comments(0)俳句

2010年04月12日

桜散る

「花散つて水は南へ流れけり」
           (正岡子規)

桜の花は散りぎわが美しい。
子規の俳句は、花びらが川に流れる
花筏の風景を詠んだのか。
僕の家の近くの鹿島川は水質は良くないが
花びらが固まって流れる様子は美しいです。

川柳に

「花びらを背中にのせて戻る猫」

桜が散る頃、猫や犬、車や人に
花びらがのって帰ることがありますね。
  


Posted by しんちゃん at 15:41Comments(0)俳句

2010年04月08日

相性

先日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は「あわび」でした。
選者の塩田丸男様ありがとうございました。

「人間が嫌いになって鮑食ふ」

実は、鮑は食べたことはないんです。
相性が合う人と合わない人があります。
いい人とは長くお付き合いをしたいが
嫌いな人とは、距離を置きたいものです。
しかし、相性の悪い人が大きなチャンスをくれたこともありました。

万能川柳に、こんな句が

「おれ好かんおれに性格似てるやつ」
                  (お眞さん)

人間関係は、難しいが面白いとも言えますね。  


Posted by しんちゃん at 11:38Comments(0)俳句

2010年03月25日

春の雨

この3日間、しとしとと冷たい雨が降っています。
春の歳時記を見ていると、こんな俳句が

「春の雨街濡れSHELLと紅く濡れ」
                 (冨安風生)

SHELLは、帆立貝を商標とするガソリンスタンドです。
昭和16年に、東京の街の風景を詠んだ俳句です。
戦前にも、そんな看板があったのですね。

春の雨は冷たいですが
木の芽を張り、草の芽を伸ばし
花を咲かせる雨とされています。
季節も人生も似ていて
冷たい雨も、大事なものと思われます。
  


Posted by しんちゃん at 17:17Comments(0)俳句

2010年03月08日

おたまじゃくし

本日、俳句が毎日新聞に載りました。
ありがとうございました。

「時過ぎておたまじゃくしが浮き上がり」

おたまじゃくしは、春の季語です。
ストレスの多い現代社会は、いきをしていることを忘れがちです。
おたまじゃくしのように浮き上がって深呼吸をしましょう。

話しはかわりますが
今月から仕事を始ました。
昔から、民間療法に興味をもっていて
中国人の先生に、ツボ療法を習っていました。
場所は、姫路のネオポリス的形です。
まだ看板もできていませんが、
体調が悪い方、お気軽に連絡ください。

    整体健康壱番館 的形店
     (予約電話)080-1514-5936
     駐車場あります。
     よろしくお願いします。  


Posted by しんちゃん at 12:18Comments(0)俳句

2010年01月19日

ラグビー

本日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は、冬の季語「ラグビー」でした。
選者の冨士真奈美さんありがとうございました。

「ラグビーや倒され天地さかさまに」

試合中に、タックルされたり、ラックの中で
天地がさかさまになった事がよくあります。
起き上がり、方向を間違えて走ったりしました。
脳震盪で倒れたり、怪我もよくしましたが
今では、いい思い出です。

秀作の神戸千寛さんの俳句

「ラグビーボールのような男かな」

いい句ですね。

最後に僕の短歌

「一瞬の夢を抱きてボール追い 駆け抜けていくラガーマンたち」

倒れても、傷ついても、また起き上がろう!  


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2009年11月25日

布団

昨日、サンデー毎日に俳句が載りました。
兼題は冬の季語で「布団」でした。
選者の塩田丸男さん、ありがとうございました。

「若夫婦しあわせそうな干布団」

評論家の塩田丸男さんは
俳句の俳に諧謔(かいぎゃく)の「諧」の字を加えたのが「俳諧」で
俳句の本領は「笑い」にあると言っていました。

今回の俳句王の丸山敏郎さんの句は

「思い切り叩く亭主の干布団」

ほんとうにおかしい俳句ですね!  


Posted by しんちゃん at 16:35Comments(0)俳句

2009年11月17日

宝殿

昨日、神戸新聞に俳句が載りました。
ありがとうございました。

「宝殿の石あざやかに秋の雨」

今日の竜山は、雨と紅葉であざやかです。
雁が北方からやってくる季節です。
秋の雨は、激しくはないが冷たいですね。

「物言えば唇寒し秋の風」
           (松尾芭蕉)

前書きには 「座右の銘 人の短いふ事なかれ
己が長をとく事なかれ」とあります。
私達も、肝に銘じたいものですね。  


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