2013年04月05日

タンポポ


俳句に

たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ
           (坪内稔典)

たんぽぽや日はいつまでも大空に
           (中村汀女)

蒲公英のかたさや海の日も一輪
           (中村草田男)

たんぽぽは、鼓草(つつみぐさ)とも
言うらしい。
地上にはえた形が鼓面に似ている
からで、その鼓の音を連想して
子どもがタンポポとかテテポポと
言い出したと。

タンポポには、カンサイタンポポと
明治時代に食用として帰化した
セイヨウタンポポはよく知られて
いるが、アカミタンポポという
ヨーロッパから帰化した種類も
あると言います。

まあ可愛い花であるが
家庭菜園に咲いてる時は雑草と
して抜こうとするが根が深くて
途中で切れてしまう
やっかいな奴でもあります。

川柳に

タンポポにまたなれるかは風が決め
           (佐野宵宵さん)

タンポポをよけて歩いて犬のフン
           (竹とんぼさん)

妹はたんぽぽ兄は荷物持ち
           (幸吉悠真士さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 17:05Comments(0)俳句

2013年04月05日

日本民俗学の父


10数年に柳田国男の生家に
行ったことがあります。
福崎町辻川に保存され
「日本一小さい家」と言われて
います。

柳田国男は
明治8年(1875年)に
福崎町に生まれ
日本民俗学の創始者とも
言われています。

東大に入学して
文壇にあっては、詩人として
名声を得たそうです。

大学を卒業してからは
農商務省に就職し
農政学者の道を歩みます。

その後
日本の山奥まで旅を続け
各地の伝説や伝承を集め
「遠野物語」などの名著を
世の中に出しました。

昭和24年に
日本民俗学会の初代会長と
なり、全国離島村落の調査
研究にのり出し多くの成果を
あげます。

昭和37年に
知の巨人とも言われた
柳田国男は
88歳で亡くなられました。

明治25年の和歌

むら山の青きが上にあらはれて

いよいよ清し富士の白雪

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:01Comments(0)地域