2013年07月05日

クリント・イーストウッド


昨日、DVDで「人生の特等席」を
観ましたが、なかなか渋い作品
でした。

50数年前からのファンですが
最初は、テレビで「荒野の用心棒」
を観ました。

この映画は
西部劇をイタリアで撮影したので
マカロニ・ウエスタンと言われてい
ます。
その後「夕日のガンマン」が続き
世界中で大ヒットしました。

僕の若い頃は
「ダーティーハリー」シリーズが
ヒットしており、権力や犯罪者と
戦う姿にあこがれたものです。

特にお勧めの作品は
監督した「ミスティク・リバー」と
「ミリオンダラー・ベビー」です。

今83歳と老齢ですが
まだまだいけそうです。

ありがとうございます。

川柳に

ヒーローは1度は敵の手に落ちる
          (谷村 裕さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 11:58Comments(0)映画

2013年07月02日

ティム・バートン

昨日、DVDでティム・バートン監督の
「フランケンウィニー」を観ました。

アニメはあんまり好きではないが
20数年前に映画館で観た
「ナイトメア・ビフォア―・クリスマス」は
感銘を受けたので、それ以来のファン
です。

バートンは、ディズニーのアニメーター
として、若いころ雇われていたらしい
です。
作風はディズニーに影響されているが
怪物や奇怪な人物、死んだ後の世界
を象徴するように、裏のディズニーの
世界をめざしているようにも見えます。

「フランケンウィニー」は、初期の短編
映画のリメイクで白黒映画ですが
けっこう楽しめました。

アニメ以外も
「ビッグ・フィッシュ」や「シザーハンズ」
なども好きな作品です。

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 16:17Comments(0)映画

2013年06月22日

「キリマンジャロの雪」


今日、DVDで「キリマンジャロの雪」という
フランス映画を観ました。

内容は
結婚30年を迎えた夫婦がリストラや強盗
の襲撃という辛い経験を重ねながら生きる
姿を描いた映画です。

主演のダルッサンはカウリスマキ監督の
「ル・アーヴルの靴みがき」にも出ていた
禿げた初老のおっちゃんですが
なかなか渋い演技をする俳優です。

この映画のすばらしいところは夫婦の愛
ですが、強盗をした加害者を許すだけで
なく、残された兄弟を助けるという行為も
観客の琴線にふれます。

小品ですが秀逸な映画です。

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 21:03Comments(0)映画

2013年06月14日

女優


小学生の頃から雑誌「スクリーン」を
愛読していました。
女優では、ドヌーブやヘップバーンや
モンローが好きでした。

中学生の時に通販でモンローの写真
を購入し、きわどい写真だったので、
母親が激怒した記憶もあります。

昨日、DVDで「テイク・ディス・ワルツ」を
見ました。
主役のミッシェル・ウイリアムズは
今、好きな女優のひとりです。
キュートで少し天然ぽいところがあり
なぜか、魅かれます。
役柄で、脱ぐことが多いですが
もう少し控えてほしいですね。

もうひとりの女優は
今度ディカプリオと「華麗なるギャツビ―」
で共演するキャリー・マリガンです。
彼女も地味なタイプですが
映画「ドライブ」などで個性的な女優を
演じていますが、好きなタイプです。

日本の女優も昔の
高峰秀子や山田五十鈴などが好きでし
たが、今はいません。

もしかしたら、AKBあたりから世界的な
女優が生まれるかもしれませんね。

川柳に

あの女優 美人すぎないとこが好き
          (喜術師さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 13:42Comments(0)映画

2013年06月08日

スポーツ映画

「ユナイテッド ミュンヘンの悲劇」という
映画を、昨日DVDで見ました。

映画には、スポーツ映画というジャンル
があり、「炎のランナー」「ロッキー」
「ロンゲスト・ヤード」などの名作が数多
く生まれています。

このイギリス映画は
1958年に、飛行機の墜落事故でメンバー
を失ったサッカークラブの「マンチェスター・
ユナイテッド」の実話を基に作られています。

ゲームのシーンはほとんどありませんが
感動をやや抑えぎみに作られた、優れた
作品です。

イギリスのサッカーやラグビーのクラブの
起源は、村と村の喧嘩をスポーツにした
代理戦争みたいなもので、日本で言えば
地域の祭り、例えて言えば灘のけんか祭り
みたいなものです。

現代では、人気が出て世界中に広まり
膨大な利益が生まれるマネーゲームと
なっていますが
その少し前は、労働者(炭鉱夫など)が
週末に過ごす娯楽のひとつでもありま
した。

川柳に

スポーツの起源たどればほぼ喧嘩
         (これかよさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 10:06Comments(0)映画

2013年05月03日

ペドロ・アルモドバル

ペドロ・アルモドバル監督の
「私が、生きる肌」という映画を
DVDで観ました。

20数年前に、この監督の
「神経衰弱ぎりぎりの女たち」を
神戸のミニシアターで観ましたが
それ以来のファンです。

その後
「オール・アバウト・マイマザー」や
「トーク・トゥーハー」など傑作を
作り続けています。

「私が、生きる肌」は
少し過激で、奇想天外ですが
面白かったです。

この監督の映画では
「トーク・トゥーハー」が
一番おすすめです。

話はかわりますが
家内が
家庭菜園検定2級の試験に合格
しました。

おめでとう!

これからの僕は
草抜きと水やりに
頑張ります。

一句

一時間過ぎ ありゃこれ前観た映画

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 13:55Comments(0)映画

2013年04月28日

ライアン・ゴズリング

去年に公開された「ドライブ」という
映画をDVDで見ました。

最初、主人公のライアン・ゴズリング
を見た時、あの「シックス・センス」の
オスメント君が大人になったのかと
思いましたが人違いでした。

内容は
夜の強盗を手助けする
凄腕の運転技術を持つ
プロの逃がし屋の話です。

主人公が無口で普通ぽいところが
面白い味を出しています。

その他の
「スーパー・チューズデー」も
アメリカの選挙戦の舞台裏を描い
た映画で、ゴズリングの個性的な
演技で楽しめました。

何年か前の「ラースと、その彼女」は
ダッチワイフを彼女として暮らす
青年の役で、いっぷう変わった映画
でした。

今が旬の、ゴズリングの
次回の映画が楽しみですね。

一句

バツイチが多い映画の主人公

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:28Comments(0)映画

2013年04月20日

志村喬


志村喬(たかし)は、1905年に
朝来市に生まれました。
黒澤明のほとんどの映画に出て
います。

僕は「姿三四郎」からほとんどの
黒澤映画は観ていますが
「生きる」は、特に感動しました。

映画「生きる」の演技は
NYタイムズから「世界一の名優」と
絶賛されました。

黒澤ワールドを支える
市川町出身の脚本家橋本忍と共に
兵庫県の誇るべき人物です。

一句

三四郎 駆け抜けていくすすきかな

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 19:05Comments(0)映画

2013年04月08日

「ニーチェの馬」


先日、DVDで「ニーチェの馬」を
観ました。
監督は、ハンガリーのタル・ベーラ
です。

ドイツの哲学者ニーチェの逸話を
題材に荒野に暮らす男とその娘
一頭の馬のたどる運命を描いた
作品です。

ちょっと難解な映画と思い
いつもは、週に3本借りるところを
今回は、1本だけにしました。
正解でした。

睡魔に襲われながら
6日かけて観ました。

30数年前
大阪の映画館で観た
アンゲロプロスの「旅芸人の記録」は
ほとんど寝ていた思い出がありますが
それに匹敵する作品です。

本作では、いつ止むともしれない
風が吹き荒れ
馬と父娘の最期の6日間を描き
出しています。

風の音と、同じ旋律の音楽が
この作品の重厚感をいっそう
高めています。
馬もいい仕事をしています。

不眠症の人におすすめの映画です。

川柳に

不眠症 眠れば治るからと医者
         (麦そよぐさん)

ではまた。


  


Posted by しんちゃん at 11:35Comments(0)映画

2013年03月25日

アキ・カウリスマキ


先日、DVDで「ル・アーヴルの靴みがき」を
観ました。
監督は、フィンランドのアキ・カウリスマキで
す。

最近、観た映画では一番よかったです。

内容は
北フランスの港町の初老の靴みがきのまわり
で起きる出来事です。
献身的だが余命少ない妻
アフリカ難民の少年の保護
刑事との友情
愛犬や近所の人との交流など。

最近、テレビのコマーシャルで宮崎あおいが
出演しているカウリスマキ風の演出がされた
映像をみると、日本にもかなりカウリスマキの
隠れファンがいると思われます。

代表作の「浮雲」「過去のない男」も面白く
観ましたが、この「ル・アーヴルの靴みがき」は
フランスと共同で制作しているので、
ストーリーが今までの暗い色調より、
明るい雰囲気が出ていたように思います。

カウリスマキは、日本の小津安二郎を
こよなく愛しているといいます。
カットや音楽の間の取り方は
小津ワールドを継承しているとも言えます。

次回の作品も楽しみです。

川柳に

「外人がホメるから見た小津映画」
             (鎌田ひろ美さん)

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 13:02Comments(0)映画

2013年03月11日


先日、DVDでイラン映画の「別離」を
観ました。
本年度のアカデミー外国賞など
多くの賞を獲っています。

内容は
イランのテヘランに住む比較的
富裕な家族のできごとです。
妻が娘の教育のため海外に
住みたいが、夫はアルツハイ
マーの親父の介護のため反対
です。
その後、家政婦とのトラブルなど
が続き。。。

夫婦の離婚、介護、宗教問題など
含んだドラマです。

みんな、善良な人々なんですが
嘘をつき保身をはかろうとするが
問題はだんだん大きくなってしまい
ます。

私も含め、どこの社会でも
これはおおごとではないので
黙っていようとか
嘘をついて切り抜けようという
事はよくあります。

嘘をついて楽になるか
正直に言って苦しくなるか

天がくれた試練ですね。

川柳に

「一つうそ見つけ全部がうそに見え」
            (柏原のミミさん)

「嘘ついてウソつく前に戻れない」
            (B型人間さん)

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 11:53Comments(0)映画

2013年03月07日

デンゼル・ワシントン


先日、DVDで「デンジャラス・ラン」という
映画を観ました。

主演は、デンゼル・ワシントンですが
B級映画とはいえ、存在感は他の人
に比べ際立っていました。

ワシントンは、アクションからドラマ
時代物まで、どんな役でもこなせる
俳優です。

高貴な、先生や弁護士の役もいいで
すが、「トレーニング・デイ」のような
悪役も渋い演技をしています。
これからも円熟度が期待できる俳優
です。

黒人俳優は、シドニー・ポワチエが
有名ですが
現在、ハリウッドを引っ張っているの
が、モーガン・フリーマンとワシントン
とも言えますね。

俳優は虚像ですが
ワシントンが、もしアメリカ大統領に
なったら、非常に手ごわいですね。
あの三流のコメディアンの元俳優の
レーガン大統領でさえ外交に対して
強硬だったのに。

川柳に

「心配は戦争好きな大統領」
        (B型人間さん)

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 09:52Comments(0)映画

2013年03月01日

橋本忍


橋本忍さんは、1918年に神崎郡市川町に
生まれました。
黒澤明監督の「羅生門」「生きる」「七人の侍」
などの脚本家として多くの功績を残しています。

僕が、高校の時に映画会があり
上映されたのが「砂の器」でした。
すごく感動した思い出があります。
後で知ったのですが
この松本清張の「砂の器」のシナリオを
書いたのが橋本忍さんでした。

映画は脚本が命と言います。
黒澤明が、奇跡的な作品を世界に出した
のは、橋本忍さんの影の力があったから
であると思います。

著作の「複眼の映像 私と黒澤明」には
姫路の工場のサラリーマンから、
脚本家に転身したいきさつや
黒澤明との出会いなどが
描かれた興味深い著書です。

現在94歳になられても、
まだシナリオを書かれています。
生きた伝説みたいな人ですね。

万能川柳に

「外国の評価で日本映画観る」
          (のびたさん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:50Comments(0)映画

2013年02月28日

ヒッチコック


高校生の時、深夜映画の「サイコ」を観て
ファンになりました。
熱狂的なファンをヒチコキアンと言います。

現在の、映画のスリラーやアクションの
基礎を作った元祖とも言えます。

僕が特に好きな映画は
「見知らぬ乗客」
「レべッカ」
「裏窓」
ですが
TV番組のヒッチコック劇場も面白かった
です。

映像技術も、アメリカやフランスの今の
監督に大きな影響を与えています。

昨年「ヒッチコック」という映画が
アンソニー・ホプキンス主演で
作られたみたいですが、公開が
楽しみですね。

万能川柳に

「サスペンスいつも危険な場所に逃げ」
           (ぼケの花さん)

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 11:39Comments(0)映画

2013年02月10日

ウディ・アレン

僕の好きな監督のひとりです。
40年にもわたって名作を作ってきた
アメリカの偉大な監督です。

最近の「ミッドナイト・イン・パリ」は
面白く観ました。

いろいろと実生活は問題がありますが
映画は、洗練されたユーモアとジャズが
散りばめられています。

映画のセリフに

宇宙人「君の映画は良かった。
特に初期のコメディがね。」

マイルズ「僕はいつもジョークを
飛ばしている。それが自己防衛の
手段なんだ。」
(スターダスト・メモリー)

次回の作品の「恋のロンドン狂想曲」は
楽しみです。

一句

「花便りはにかんでいるチャップリン」

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 14:01Comments(0)映画

2013年02月07日

サイレント

日本でサイレント(無声映画)からトーキー
(発声映画)に移行したのは、昭和初年度だ
そうです。
日本では、90歳代の人なら映画館でみて
いるかもしれません。

先週、DVDで「アーティスト」という映画を
観ました。
白黒の映画で、フランスの監督が作っています。

内容は、サイレントからトーキーに移行してい
く時の、俳優の没落などを描いています。

僕の世代ではサイレントは
テレビで、チャップリンやジャック・タチの
映画ぐらいでした。

「ヒューゴの不思議な発明」という映画も
サイレントからの映画の歴史を描いています。
ティム・バートン風で、なかなか面白い作品
でした。

このふたつは、映画に対するオマージュと
愛にあふれています。
ありがとうございます。

一句

「枯野からジャン・ギャバンがむくと立ち」

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 11:26Comments(0)映画

2013年01月27日

「未来を生きる君たちへ」

昨日、DVDで観ました。
監督は、ベルギーのスサンネ・ビアです。
原題の訳は「復讐」だそうですが
「未来を生きる君たちへ」の方がこの映画には
合っていると思います。

内容は、デンマークの家族に起こる
学校のいじめ、家族のトラブル、
アフリカの病院の事件などです。

友情、家族愛、病気の中での
テーマは報復と赦しであると
思います。

現在の世界は、どこかの地域で報復による
紛争やテロ事件が発生しています。
解決は難しいが、個人間や民族間の報復の
連鎖を止める努力を続けるのは
大切なことだと思います。

万能川柳に

「痛みって与えた奴は感じない」
(谷村裕さん)

「久し振り地球に来たがまだ戦争」
(山本英毅さん)

ではまた。



  


Posted by しんちゃん at 13:12Comments(0)映画

2013年01月21日

「少年と自転車」

ベルギーの監督ダンデルギ兄弟の映画です。
この監督の「息子のまなざし」は、僕の好きな
映画のひとつです。

少年が施設から抜け出して、父親に会いにいくが
「ここにくるな」と拒絶されます。
里親の女性との交流、犯罪の誘いなど
よくあるストーリーだが
心の琴線にふれる映画です。

今の日本でも、親子の関係が問題になっています。
思春期の子供の精神は不安定になりがちです。
親やまわりの人の愛情や慈悲心が大事です。

僕の短歌

「おっちゃんのお前アホかに少年の傷ついた心缶を
けとばす」

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 11:56Comments(0)映画

2013年01月09日

素晴らしい一日

最近、知人からよくお勧めの映画はないかと聞かれます。
年末に観た韓国映画の「素晴らしい一日」「昼間から呑む」の
二本を勧めました。
たいていは、僕の勧めた映画は不評であり
感性の違いとあきらめていますが、知人はまた聞いてきます。

僕は某レンタル屋で週に3本借りるペースですが
50才以上なので一本百円です。
60才以上になると、一日一本無料となるので、4年後が
楽しみです。

一首

「影伸びて去っていくのはチャップリン振りかえることもうないだろう」

ではまた。
  


Posted by しんちゃん at 11:29Comments(0)映画

2008年12月30日

アン・リー

先日、ビデオ屋で
「ラスト、コーション」を借りました。

監督は、アジアを代表するアン・リーです。
彼の代表作は、「恋人たちの食卓」「ウエディング・バケット」「ハルク」など
多才で異色でもあります。
人種問題、同性愛、人間関係など深い洞察力にも満ちています。

「ラスト、コーション」の時代は日本侵略化の上海、香港です。
ある大学の演劇部の若者が、親日派の特務隊のリーダーの
暗殺を計画することが主な内容です。
リーダーに、香港のトニー・レオンが演じています。
冷徹とやさしさの両面を秘めた渋い演技をしています。
アン・リーの次回作が楽しみです。

他の作品のおすすめは
「ヒトラーの贋札」です。

ちょっと前に正月だったのに、もう大晦日です。
歳がいくと、時の流れの早いこと。

万能川柳に、こんな句が

「年越しのそばそれぞれにカップめん」
                   (宮崎京子さん)

有名な俳句

「去年今年(こぞことし)貫く棒の如きもの」
                   (高浜虚子)

   来年も、いい年でありますように!


  


Posted by しんちゃん at 08:47Comments(0)映画