2013年03月29日

◆家族を歌う

昨日の新聞に
河野裕子短歌賞の
投稿歌の募集の記事が。

書店の短歌コーナーを覗くと
目に付く棚には、河野裕子さんの
関連書籍が必ず置いてあります。

河野裕子さんは、3年前にガンで
亡くなられました。
主人の永田和宏さんは学者であり
歌人で、ふたりの子供も歌人に
なっています。

家族の短歌だけでなく
激しい恋愛、闘病なども詠って
います。
エネルギッシュに昭和と平成を
駆け抜けた女性です。

代表歌に

しっかりと飯を食はせて陽にあてし
ふとんにくるみて寝かす仕合せ


さびしさよ息子が大人になることも
こんな青空の日にきつと出て行く


たとえば君 ガサッと落葉すくふやうに
私をさらつて行つてはくれぬか


ブラウスの中まで明るき初夏の陽に
けぶれるごときわが乳房あり


ではまた。

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Posted by しんちゃん at 11:34│Comments(0)短歌
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