2013年03月16日

◆山片蟠桃

先日、司馬遼太郎の本を読んで
いたら、山片蟠桃のことが書いて
ありました。

蟠桃は、1748年に高砂市米田町
神爪(かずめ)に生まれ、
13歳で大阪の両替商に奉公に
出て、25歳の時に番頭になり
仙台藩などの財政難を立て直した
と言われています。

50歳から「夢の代」を書き始め
科学的合理主義を貫き
神話や新道、仏教などを批判し
地動説なども唱えました。

現在
司馬遼太郎が提唱した
山片蟠桃賞という国際賞が
あります。

全国的には、知名度は低い
ですが、
高砂と大阪では有名です。

辞世の句

地獄なし 極楽もなし 我もなし
ただ有るものは 人と万物

神仏 化物もなし 世の中に
奇妙ふしぎの ことは猶なし

蟠桃は、神仏に頼らない
現実主義者でした。

現代の
パワースポットや占いに
頼る人々を見たら
山片蟠桃は
きっと眉をひそめるでしょう。

川柳に

「占いに頼るとこから負けている」
          (宮本佳則さん)

ではまた。



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Posted by しんちゃん at 12:07│Comments(0)地域
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