2013年03月05日

◆「俘虜記」

「俘虜記」
大岡昇平の「俘虜記」は戦後に
疎開先の明石市大久保町で
執筆されたと聞いたことがあります。

僕の学生時代の教科書に
「俘虜記」」の一部が載っていました。
大岡昇平が、フィリピンのレイテ島で
捕虜になる前の戦線の話で
無防備な若いアメリカ兵にジャングルで
出会い、ためらいながらも撃つことが
できなかった。
その心理的状況が描かれていました。

先生は、問いかけてきました
君たちならばどうすると
どう答えたか忘れたが
その授業のことを
今でも自問自答することがあります。

日本は、平和な時代が戦後60数年
続いていますが
ある本によると
ドイツが東西に、朝鮮半島が南北に
分断されたように、敗戦国の日本も
愛知県あたりの線で、東西を分断する
計画があったそうです。

ルーズベルトの死亡、マッカーサーと
昭和天皇の会談などのいくつかの
要因で奇跡的に中止になったと。

もし、日本が東西に分断されていたら
今でも、戦時下にあったかもしれません。
それを防いでくれた方々には
感謝しかありませんね。

川柳に

「大多数 戦後生まれという平和」
        (安川修二さん)

ではまた。



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Posted by しんちゃん at 13:16│Comments(0)
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