2013年06月03日

畳堤


(たつの市のホームページから)

数年前、たつの市の揖保川ぞいを車で
よく走っていました。
堤防ぞいにコンクリートの頑丈な柵が
あり何なんやと思っていました。

「播磨の力」という本に
それは「畳堤(たたみてい)」と言って
戦後に、景観を損なわずに洪水を防ぐ
工法と書かれていました。

畳は、水を含むと強度が増すことを
利用し、ブロックの中に上記の写真
のようにはさむみたいです。

全国でも、揖保川の畳堤は3キロあり
最長ということです。

現在の問題点は、畳は自治体で800枚
保管されているが、足らない400枚を
民家から調達しなければならず
むかしの本間サイズだと、新しい家の
江戸間サイズでは小さすぎて、すきま
ができるということです。

古い昔から、洪水を防ぐため日本人は
いろいろな対策を考えています。
日ごろから、災害に対する準備は
現代の日本人に必要ですね。

川柳に

新しい畳 皆が寝ころんだ
         (金川千代さん)

ではまた。  


Posted by しんちゃん at 12:07Comments(0)地域