2013年06月03日
◆畳堤
(たつの市のホームページから)
数年前、たつの市の揖保川ぞいを車で
よく走っていました。
堤防ぞいにコンクリートの頑丈な柵が
あり何なんやと思っていました。
「播磨の力」という本に
それは「畳堤(たたみてい)」と言って
戦後に、景観を損なわずに洪水を防ぐ
工法と書かれていました。
畳は、水を含むと強度が増すことを
利用し、ブロックの中に上記の写真
のようにはさむみたいです。
全国でも、揖保川の畳堤は3キロあり
最長ということです。
現在の問題点は、畳は自治体で800枚
保管されているが、足らない400枚を
民家から調達しなければならず
むかしの本間サイズだと、新しい家の
江戸間サイズでは小さすぎて、すきま
ができるということです。
古い昔から、洪水を防ぐため日本人は
いろいろな対策を考えています。
日ごろから、災害に対する準備は
現代の日本人に必要ですね。
川柳に
新しい畳 皆が寝ころんだ
(金川千代さん)
ではまた。