2013年03月25日

アキ・カウリスマキ


先日、DVDで「ル・アーヴルの靴みがき」を
観ました。
監督は、フィンランドのアキ・カウリスマキで
す。

最近、観た映画では一番よかったです。

内容は
北フランスの港町の初老の靴みがきのまわり
で起きる出来事です。
献身的だが余命少ない妻
アフリカ難民の少年の保護
刑事との友情
愛犬や近所の人との交流など。

最近、テレビのコマーシャルで宮崎あおいが
出演しているカウリスマキ風の演出がされた
映像をみると、日本にもかなりカウリスマキの
隠れファンがいると思われます。

代表作の「浮雲」「過去のない男」も面白く
観ましたが、この「ル・アーヴルの靴みがき」は
フランスと共同で制作しているので、
ストーリーが今までの暗い色調より、
明るい雰囲気が出ていたように思います。

カウリスマキは、日本の小津安二郎を
こよなく愛しているといいます。
カットや音楽の間の取り方は
小津ワールドを継承しているとも言えます。

次回の作品も楽しみです。

川柳に

「外人がホメるから見た小津映画」
             (鎌田ひろ美さん)

ではまた。

  


Posted by しんちゃん at 13:02Comments(0)映画